[連載]ヤリチン卒業!! 叶井俊太郎の子育て奮闘記

共働き夫婦最大の危機「どちらも家に帰れない日」が来た、小4の娘をどうする!?

2020/02/03 18:30
叶井俊太郎(映画プロデューサー)

一人でいいから、頼めるママ友が大事

 翌日も学校があることを考えると、23時過ぎまで預かってもらうというのは無理で、泊めてもらうしかない。ココの晩ごはんと風呂までお願いできるママ友は何人かいるけど、さすがに「平日に泊めてくれ」とお願いできるママ友は限られます。というか一人しかいない!  去年くらいからココと急激に仲良くなった、同じバドミントンクラブに入っている隣の小学校の女の子。毎週末この子と遊んでるし、この子のママも仕事していて、親同士も持ちつ持たれつの関係。ママが仕事の時に、オレがココとこの子を連れて二子玉川のアイススケートに連れて行ったし、お互いに忙しい時にはフォローし合ってるんです。基本的に子ども同士が仲良くないと難しいわけですが、この二人は趣味も遊び方も合うみたいで、オレとしても勝手に子どもだけで遊んでくれるので楽なんですよ。

 そんなわけでこの子のママに「水曜日の夜に仕事が入ってしまったので、悪いけどココを泊めさせて。翌朝にランドセルを持って迎えに行くから」とお願いしてみたら、「全然問題ないよ、オッケー!」との返事。マジ助かる! 急な予定でどうにもならない時は、ベビーシッターを頼むより、近所のママ友にお願いした方が子どももうれしいだろうし、こっちも安心できる。「ママ友を作らないし、いらない」というママも多いけど、どうにもならない日というのが必ず来る。割り切った付き合いでもいいから、例えば子ども同士が仲良いという理由だけでもいいから、子どもの友達のママとは連絡を取り合っていたほうがいいと思うんですよね。

 そんなわけで泊まりに行く日。こういうときに限って、ココが急に「友達が家に遊びに来る」と言う。マジか……。とりあえずその友達には17時に帰ってもらうことに。18~21時はバドミントンクラブの練習があるので、オレは仕事を抜けて一度家に帰り、17時すぎにココにごはんを食べさせます。バドミントンのユニフォームを着せ、泊まりの着替えなどを準備して練習に送り出し、オレは仕事に戻ります。練習が終わったら、友達のお母さんが迎えに来るので、一緒に帰って寝かせてもらうという段取りにしました。

 しかし平日の泊まりの場合、 翌日のココの習い事の準備もしないといけないわけで、マジで慌ただしかったです。今後はもう平日の泊まりはやりたくないので、仕事のスケジュールは妻と相談していくことにする。 でも、翌日にココを迎えに行くと、「めちゃ楽しかった! また泊まりたい!」とこっちの苦労も知らずに喜んでる。まあいつか泊まりを考えてやるか……。

叶井俊太郎(映画プロデューサー)

叶井俊太郎(映画プロデューサー)

2009年9月に漫画家・倉田真由美と入籍した、バツ3の元ヤリチン。09年11月に生まれたココちゃんと現在は家族3人暮らし。著書に『突然、9歳の息子ができました』(サイゾー)『ダメになってもだいじょうぶ—600人とSEXして4回結婚して破産してわかること』(倉田真由美との共著、幻冬舎)がある。

ヤリチン卒業!! 叶井俊太郎の子育て奮闘記

最終更新:2020/03/19 18:35
アクセスランキング