元SMAPは地上波で見るようになったけど

のん、レプロからの圧力問題はいま――6年ぶり“実写映画”復帰も「出演NGまだある」とウワサ

2020/01/30 11:45
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
『星屑の町』公式サイトより

 独立騒動により“能年玲奈”から改名して活動中の“のん”が、同名義で初めて実写映画『星屑の町』(2月21日東北4県先行上映、3月6日全国公開)に出演、ヒロインを演じる。ネット上のファンは祝福ムードで、世間的にも元事務所による“圧力”問題は沈静化しつつあるように見えるが、業界関係者によれば「依然として、のんの取り扱いは難しい状況」のようだ。

「のんは能年時代の2013年、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で大ブレークするも、15年に当時の所属事務所・レプロエンタテインメントとの間に独立騒動が勃発。それ以降、彼女は瞬く間に露出が減少し、16年に改名してからも思うような芸能活動はできていません」(芸能ライター)

 特に女優業に関して、のん名義では、舞台やネットドラマへの出演、アニメ作品などの声優仕事にとどまっていた。そんなのんにとって、今回の『星屑の町』は、14年12月に主演した『海月姫』以来6年ぶりの実写映画“復帰作”となるため、ネット上には「女優・のんちゃんを見られる日を待ってました!」「本当に楽しみな映画!」といった喜びの声が寄せられている。

「彼女の活動が制限されてきたこれまでの状況は、“レプロの圧力”と報じられてきました。実際、のんのテレビ出演は各局に『全面NG』と通達されており、新聞や雑誌も、レプロサイドの意向を優先して、取材を見送る状況が続いていたといいます。しかし昨年7月、ジャニーズ事務所が、元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾のテレビ出演を阻止すべく、局側に圧力をかけていた疑いがあるとして、公正取引委員会(公取委)から注意を受けていたことが発覚。芸能界の慣習とされていた“独立=干される”という構図を、国が問題視したとあって、これ以降、ジャニーズも稲垣らをはじめとする“元ジャニーズタレント”の活動に、圧力をかけないようになったんです」(テレビ局関係者)

 そんな中、のんの映画出演が話題になったため、レプロ側の圧力もなくなったかのように見えるが……。

「のんに関しては、いまだにレプロ界隈の業界関係者から、テレビ局幹部らに対し『出演させるな』との要請が行われているそうです。映画のPR出演も難しいとみられますが、そもそも映画自体も、公式サイトで発表されている上映館数は30館のみ(1月29日時点)。小規模上映だけに、“ビジネス”として成立するほどの金額を稼げる作品ではないかもしれません。やはりのんが大規模上映の作品に出演するのはまだまだ厳しいようです」(同)

 ジャニーズばかりが目立っていた圧力問題だが、のんのように、いまだに解決に至ってない芸能人もいるようだ。

最終更新:2020/01/30 11:45
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