[連載]ヤリチン卒業!! 叶井俊太郎の子育て奮闘記

10歳の娘がいよいよ親離れ!? 家族で遊びに行っても「友達と来たかった……」

2020/01/20 19:00
叶井俊太郎(映画プロデューサー)
10歳の娘がいよいよ親離れ!? 家族で遊びに行っても「友達と来たかった……」の画像1
(C)倉田真由美

 毎年、年末年始はレンタカーで移動し、ホテルや旅館をはしごしながら3~4泊するというのが定番だったわが家。オレも妻くらたまも帰省はないし、正月はやることがないので旅行していたのです。しかし今回は、小学4年生の娘ココが所属しているバドミントンクラブの合宿やら試合やらが年内ギリギリまであり、スケジュールがなかなか決まらなかったので、旅行を断念しました。

 とはいえ、正月に何も予定なく家でダラダラ過ごすのはもったいない。なので、千葉県の「クロスポ」というスポーツエンターテインメント施設に行くことに。レンタカーで行こうと思い、問い合わせてみると、1月3日まで車がないそう。しかたないから電車で1時間半ほどかけて向かいます。日帰りだから旅行気分にはならないけど、家でテレビをずっと見てるよりはいいでしょ! 妻もココも嫌々みたいだったけど。

 実は去年も「クロスポ」に行ったんですよ。ボウリング、ダーツ、 ボルダリング、カラオケ、釣り堀、トランポリン、ゲームなどいろんなアトラクションがあって、1日中遊べます。今回、ココは来るのを嫌がってたくせに、ゲームやら釣りやらボウリングやら満喫していました。しかし帰り際に、「ここ楽しいから友達と来たかった!」というじゃないか……。確かにボウリングや釣りは友達とのほうが楽しいかもね。

 ココはもう10歳、親よりも友達と遊びたい年頃です。最近は週末も友達と過ごすことが多くなってきてる。というか、土日はバドミントンの練習か、友達と遊んでるか、どちらかです。つい去年、一昨年ぐらいまで、毎週末オレが調べた子どもの遊び場・イベントに家族で出かけていたのに、気づいたらどこかへ遊びに行くことがほぼなくなってる。ココ中心に休日のスケジュールを組んでいたのに、ココは自分で友達と遊ぶ約束をしてくるようになってます。妻も土日に仕事が入るようになり、オレは一人、家でネットフリックスを見てる……。まあ、オレは映画を一人で見るのが好きだし、一人のほうが誰にも邪魔されずに映画を見る環境としては最高なんですけどね。ココと遊ぶ機会が減ってることを実感した元日でした。

 千葉からの帰りの電車の中で、ココが「明日は何するの?」と聞いてきたので特に予定ないことを伝えると、「友達と遊んでいい?」と聞いてくる。「いいけど、 今は正月だし、みんなは帰省してるかもよ」と伝えると、「えー! じゃあどうするの? ヒマはやだ!」というので、 自宅近くで正月でも遊べる場所を探しましたよ。というか、この会話でココの優先順位が「友達」で、その次に「家族」となったことを実感! それでもまだ辛うじてオレとも遊びたいと思ってくれてるのはうれしいけどね。

突然、9歳の息子ができました。 42歳、バツ3、自己破産男の気ままな育児術 / 叶井俊太郎/著
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