『テラハ』レビュー

【テラスハウスレビュー】愛華のモテテク炸裂!? トパスへの「私は陽キャじゃない」発言が“匂う”ワケ

2020/01/13 22:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(Netflix先行配信)公式サイトより

 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』。現在、Netflixにて「TOKYO 2019-2020」が配信中で、ファンは個性豊かな面々の恋愛模様を、一喜一憂しながら、固唾を呑んで見守っている。そんな『テラハ』を愛する“テラハウォッチャー”が、年末の配信分から、グッときた“名(珍)シーン”をピックアップし、思いのままにレビューする。

愛華の「私は1軍じゃない」アピール(テラスハウス第28話)

 リリー・フランキーの付き人をしているトパスから、ランチに誘われた大学生(休学中)の愛華。ドライブ中、トパスに「俺は学生時代、(スクールカーストで)4軍、5軍にいた方。愛華ちゃんは1軍にいそう」と振られると、「すごい言われる。見た目派手だからさ、そう思われるんだけど。中身がね、根暗まではいかないけど全然、陽キャじゃないから。意外でしょ?」と嘘くさいことを言い出す。

 前回もトパスが自分自身のことを「人見知り」「暗い」「沈黙が苦じゃない」と話した時、「私も」と同調していた愛華。“暗いし人見知りだけど、見た目で1軍に入っちゃうワタシ”という種族でありたいようだ。愛華自身が思っているほど、見た目も派手じゃないぞと言いたい。

 ランチ中も愛華は、トパスに「自分に自信は全然ない。自分のことに対してはネガティブになっちゃう……」と弱音をこぼし、愛華より断然深い闇を抱えていそうなトパスが、「もっと自信持った方がいいと思う」と励ましていた。

 4軍か5軍のトパスに、1軍にいる(ように見える)自分を励ましてもらうという構図を作り、トパスの優越感と「素のこの人は俺と似てる!」という特別な仲間意識を刺激する――。これも愛華のモテテク、もしくは視聴者への媚びの一つと見た。

愛華をリリー・フランキーが分析(テラスハウス第28話)

 愛華のテクにまんまとハマっているトパス。「気になる子はできたか」と聞くリリーに、「その子(愛華)も人見知りらしくて、陰があって。CA目指してる大学生で、インスタはすごい1軍みたいな写真載せてるんですけど」と、愛華と自分の共通点を挙げる。

 すると、そこは百戦錬磨のリリー。愛華のインスタをちょっと見ただけで、「“友達、吐いて捨てるほどいます”みたいになってるよ。水着の写真もあるじゃん。めっちゃ水着で腰振りながら踊ってっけど? 一番お前と遠い星に住んでない? インスタで虚構の、虚栄の私を演じながらCAになりたいって、相当向上心というか虚栄心の高い人だから、お前と真逆の性格なんじゃないか?」とズバリ分析する。

 トパスが「自分の暗かった高校時代を取り戻すために今、青春を……」と話し出すと、「そういうの一番危険だな。思い残し症候群を回収しようとすると、絶対にどっかで(失敗する)」と予言してみせた。トパスはこの助言をどう捉えたのだろうか。

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