サイゾーウーマン勝手に調査団

映画関係者が暴露! 「大コケしそう」とウワサされる、2020年公開の邦画作品

2020/01/03 15:00
飛田芹香
『AI崩壊』公式サイトより

 『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』がダントツのヒットを飛ばしている2020年の正月映画。11月に公開された『アナと雪の女王2』も健闘を続ける中、日本の実写映画は「パッとしない」(映画ライター)状況のようだ。

「この傾向は、何も正月映画に限ったことではありません。19年の日本国内興行収入ランキング第1位は、新海誠監督のアニメ映画『天気の子』で約140億円。第2位の『アラジン』と20億円ほどの差をつけ、『日本映画の好調ぶりを示した』と業界内外で話題を呼びましたが、ベストテンに入った邦画のほとんどがアニメ作品であり、実写作品は『キングダム』だけという有様だったんです」(同)

 しかし20年の日本映画は、「実写、しかも人気原作モノではないオリジナル作品に注目が集まるのではないか」と、前出の映画ライターは指摘。その一例が、1月17日公開の松たか子主演作『ラストレター』だといい、「すでにヒットが見込まれている」(同)そうだ。

「監督は岩井俊二氏で、自身の劇場用長編映画デビュー作『Love Letter』へのオマージュと言うべき内容とのこと。同名の原作小説は岩井氏によるもので、映画関係者の間では『人気漫画原作頼りという映画界の風潮が変わるかも』などと言われています」(同)

 そんな今年要注目の監督オリジナルの実写映画だが、その中には、逆に大コケが予想されている作品もあるという。

「1月31日公開の大沢たかお主演作『AI崩壊』です。大作映画としては珍しい監督オリジナルのSFサスペンスで、業界内では早くも『大爆死』の可能性が指摘されています。16年から約2年間、俳優業を休んでいた大沢の復帰作なのですが、正直、彼の集客力はすでに落ちているだけに、内容でどれだけ観客にアピールできるかがポイント。ところが、日本ではオリジナルのSF作品は鬼門中の鬼門で、1984年公開の三浦友和主演『さよならジュピター』をはじめ、大コケ作品が多数。このジンクスを破るのは至難の業でしょう」(興行関係者)

 一方で映画は公開されるまで、どう転ぶかわからないのも事実。どの映画がヒットするかは神のみぞ知るとも言え、「大爆死が決定的と言われた『翔んで埼玉』が、興収37億円の大ヒットになったのも記憶に新しい」(同)という。『AI崩壊』は大爆死か大ヒットか、成り行きに注視していきたい。
(飛田芹香)

最終更新:2020/01/03 15:00
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