駅前留学でよかったのでは?

ウエンツ瑛士、野村周平、Hey!Say!JUMP・岡本圭人……海外留学したタレントの今

2020/01/06 11:45
杜若菖蒲(ライター)
野村周平公式プロフィールより

 2019年12月放送の『火曜サプライズ2時間SP』(日本テレビ系)に、タレントのウエンツ瑛士が1年3カ月ぶりの生出演を果たした。ウエンツは、18年10月から「本格的なミュージカル俳優を目指すため」との理由で、イギリス・ロンドンに留学。同番組では「レッスン場に通ったり、着々と階段は一歩ずつ上がってるんですよ」と、充実した生活ぶりをうかがわせていた。

「ウエンツは、留学当初から20年4月に帰国予定としていますが、『火曜サプライズ』の放送中、ネット上には『もう帰ってくるの?』『ミュージカル俳優って、そんな短期間でなれるもんなの?』といった疑問のほかに、『留学してること忘れてたわ』という声まで。しばらく見ない間に、すでに“過去の人”となってしまったようです」(芸能ライター)

 「海外留学」を理由に、国内での活動を休止しているタレントはほかにも。その一人が、19年5月に突如、アメリカ・ニューヨークへの留学を発表した俳優の野村周平だ。

「同年6月末から留学していますが、3カ月後の9月には、主演映画『WALKING MAN』のプロモーションのために一時帰国し、その月放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)に出演。その際、留学の理由を『もし英語しゃべれてたら、オリンピックで仕事来るなと思って』『司会の仕事とかくるかなと思って』と明かしていました」(同)

 かねてから、ヤンチャな私生活や自由奔放な発言が取り沙汰されていた野村だが、この発言に対し、ネット上には「司会の仕事をナメてる!」「そんな軽い理由で留学行ったの? なんかウソっぽい」「留学から帰ってきたとしても、もう国内に居場所がなくなってそう」と、呆れた声が多数上がっていた。

「なお、野村は1年間の留学予定だそうで、20年夏ごろには帰国すると見られています。10月5日放送の『メレンゲの気持ち』(同)では、『もっと(ニューヨークに)いたいけど、事務所的に(自分が)稼ぎ頭ということもある』といい、『事務所が危なくなる』ため、帰国せざるを得ないと語っていました。しかし、ネット上では『若手俳優なんて野村以外にもたくさんいるし、そのまま留学してれば?』『野村が事務所の稼ぎ頭? そんなわけないでしょ(笑)』などと、失笑されていました」(同)

 18年9月、アメリカ・ニューヨークの演劇学校「アメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツ」へ留学した、Hey!Sey!JUMP・岡本圭人。グループ自体は国内で活動を続け、岡本のみが単身旅立つ形となったため、メンバーからは「自分たちは命がけでHey!Say!JUMPを守り、大きなグループにするから、圭人は戻る場所はないというぐらいの覚悟を持って、学んできてほしい」とエールが送られていたが……。

「19年11月発売の『週刊女性』(主婦と生活社)では、学校関係者が『授業もときどきサボっているみたいだし、来てもあんまり真剣に聞いていないそうです』と、岡本の近況を明かしています。『クラブやバーに頻繁に出没』『女性と親しくしている』といった証言もあり、なんだか“優雅”な学生生活を送っているようですね」(週刊誌記者)

 一方で、同誌は岡本の留学先にファンが押しかけ、手紙などを渡しているとも伝えている。学校にも迷惑がかかっているようで、岡本はジャニーズ公式携帯サイト「Johnny’s web」の個人連載で、「これ以上届いたら、何か方法を考えないといけないと(学校側に)言われてしまって……」とファンに自制を呼びかけている。

「これにはネット上で、『ジャニオタ、さすがにヤバい……』『一歩間違えればストーカーじゃん。日本の恥だわ』と岡本へ同情の声が上がりました。また、『学校名を公表したジャニーズ事務所にも責任がある』との指摘も。しかし事務所は現在も、岡本の留学先を公式サイト上に掲載しています」(同)

 己の芸を磨く理由から、諸外国に留学する前向きな気持ちは素晴らしい。しかしながら、帰国後に“輝かしい未来”が待っていると限らないのも現実だ。それぞれが学んだことを生かし、留学前を超える活躍ができるとよいのだが……。

杜若菖蒲(ライター)

杜若菖蒲(ライター)

幼い頃からワイドショーが好きで、15歳で「リポーター」と呼ばれていた。趣味はリサーチ、特技は妄想。自慢の“地獄耳”で、些細なゴシップも素早くキャッチします。

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最終更新:2020/01/06 11:45
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