【ジャニーズJr.チャンネル便り】

HiHi・美 少年・侍を仕切るSixTONESが波紋、SnowMan後任の少年忍者大歓喜!【ジャニーズJr.チャンネル動画】

2019/12/29 21:00
中村チズ子(ライター)

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Snow Man(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、12月19日~25日公開の動画を注目度順に紹介します!

7 MEN 侍・美 少年・HiHi Jetsの初コラボにSixTONES参戦

 20日~22日の3日間は、「7 MEN 侍×美 少年×HiHi Jets with Mサンタ【初コラボ】X’masプレゼント交換会」の3本が公開された。ジャニーズ入所歴は異なるものの、ほぼ同世代のメンバーが多い7 MEN 侍、美 少年、HiHi Jetsが初めて「Jr.チャンネル」でコラボレーション。ステージでの共演も多い3組ならではの“わちゃわちゃした雰囲気”が楽しめる一方で、先輩グループ・SixTONESメンバーの乱入により、彼らが困惑する場面も多々見られた。

 初絡みとあって、序盤はグループ紹介の時点で元気いっぱいの7 MEN 侍、美 少年、HiHi Jets。サンタクロースのコスプレで気合十分のHiHi Jets・高橋優斗は主に仕切り役を担当しており、ハイテンションの周囲をまとめている。Travis Japan同様、各自がプレゼントを持ってきたが、7 MEN 侍・佐々木大光、美 少年・岩崎大昇、HiHi Jets・猪狩蒼弥の“ヤバそう三銃士”には、スタッフが事前にメールで「ネタ系はナシで」と、伝えていたとか。

 まずは、和気あいあいとした様子で室内の飾り付けを行う15人。違うグループとの共同作業の中、“進行と監視役”を務める高橋は「皆さんふざけないで~」「夢中になるのはわかるんですけど、若干カメラに見せていただけると……」と、注意した(安心と信頼の高橋)。次第に集中力が切れて遊び始め、美 少年・佐藤龍我に至っては風船らしきものを胸元に入れ、“豊満なバスト”を作って悪ふざけする有り様だ(3分24秒頃)。そしてその後、メンバーも知らないサプライズゲストが登場。ブラックサンタに扮していたのはSixTONES・森本慎太郎で、寝耳に水の全員は笑顔で「慎太郎くんだ~!」と、驚いていた。

 森本といえば、昨年12月配信の「SixTONES×Snow Man【初コラボ】自由すぎるガチ!X’masプレゼント交換」で、フリーダムな司会を披露した人物。先日の「HiHi Jets【即興話】先輩&後輩のマル秘エピソードを披露!?」(11月10日配信)内で猪狩がこの動画に触れ、「秀逸」「常人の考えじゃ絶対できない」と、絶賛していたのだった。今回はそんな森本が、3グループのために駆けつけたというが、「本日はですね、皆さんに大喜利大会をやってもらおうかなと思います」と予想外の言葉を口にし、さっそく後輩を戸惑わせる。これはまだ序の口で、以降も高橋と猪狩がひたすらツッコミ・軌道修正係に回るほど、森本が自由奔放な振る舞いを見せていく。

 森本は「ルールは僕が全部決めるんですよ、その場で。打ち合わせもなんもないので。ゲームはなんとなくは決まってますが、途中のルールだったりっていうのは、あんま決まってないんですよ」と話し、今後の内容は全て“自分任せ”になると予告。「なんなら、ポイント制になったりする場合もある」と言うと、すかさず猪狩が「俺たちはプレゼントを交換するのであって、この中のナンバーワンを決めるわけではない」と、指摘した(ごもっともな言い分)。

 ようやく準備に取り掛かり、壁に15個の風船をランダムに貼り付けた後、吹き矢を使ったゲームがスタート。ここで動画は2本目に突入し、年齢順で風船割りに挑戦している。風船の中に番号の書かれた紙が入っており、交換にあたって数字が関係していくとみられるが……。7 MEN 侍・今野大輝のターンでは、後ろで見守る美 少年・那須雄登の髪の毛がなぜか『ゲゲゲの鬼太郎』ヘアーに。犯人は那須の腕に手を組んでくっついている佐藤で、5分30秒頃、一度は元に戻した髪型を再びイジって“アンテナ”を立ててあげていた。

 また、3分50秒過ぎには、SixTONES・ジェシーと田中樹が出演。自ら紛れ込んだにもかかわらず、「映った場合のギャラっていうのは……?」(田中)とお金の問題をチラつかせたほか、猪狩の番で「代わりに俺がやってやろうか」と立候補。大ハズレの場所に矢が刺さり、チャンスを奪われた猪狩は落胆したのだった。ゲームの間は、終始オチのない森本の見切り発車のボケに付き合わされた3組。先輩がいるからなのか、7 MEN 侍の動画だと、スタッフに“狂犬”扱いされている佐々木や、最近はっちゃけている美 少年・金指一世がやたらと静かだ。

 ゲーム終了後、各々が獲得した数字をもとにプレゼントを選んでいくかと思いきや、トーナメント表にした上で「じゃんけん大会」を実施するという。ヤケクソ気味の今野は「やったぁ!」と、絶対に心の中で思ってなさそうな一言を発していた。なお、シードになった高橋が森本の独断でじゃんけんをせずに勝者に決まった際は、猪狩が「何の意味もない!」「俺ら、ただじゃんけんしただけじゃん」と、ガックリ。ツッコミが冴え渡っているだけに、猪狩にはこの日のギャラをほかのメンバーの倍あげてほしいとすら感じてしまった(森本のお世話役、お疲れ様……)。

 そして、3本目でやっとプレゼント交換へ。ここでもマイペースな森本は、猪狩が商品の説明をしている時に言葉を被せる、今野の購入品を開封前に予想して当ててしまうという奔放さ。そんな森本サンタもきちんとプレゼントを用意しており、さほど活躍していない那須をMVPに指名。その中身は、もらっても微妙に困る「折り紙」で、参加メンバーは大笑いしていた。終盤は、締めくくり方を見失っている森本に、猪狩が「ブラックサンタって、次のお家に行かなきゃ……」と、ナイスパス。先輩が去った後、高橋が「今日はプレゼント交換しましたけど、どうでした?」と感想を求めると、今野は「結果を言うと、あの~……ゲームは必要なかった」と、本音をぶっちゃけていた。最後、15人の振り返りトーク時は、1本目前半のゆるい空気感に戻ったような気がしたのは、筆者だけだろうか。

 また、HiHi Jetsは橋本涼&作間龍斗が活動自粛中とあって、コメント欄やSNS上では「Hi美の初コラボは5人いてほしかったな」と、残念がる声が出ている。今回の3本に対し、「慎太郎が来るだけであんなに面白くなるとか、天才」「慎太郎くん、確かにめちゃくちゃカオスだけど、ヤバくなったら自分でどうにかしようと場の空気を変えてくれるし、声のトーンも優しくて好き。来てくれたのが慎太郎くんでよかった」と、森本を好意的に受け止めているファンも少なくないが……。

 対照的に、「SixTONESメンバーが盛り上げてくれるのはうれしいけど、せっかくの3組合同企画なのに、ストに持っていかれてる気がして、スゴいモヤモヤした……。同年代グループのわちゃわちゃがもっと見たいのに」「初めてのコラボだったから、同世代特有の仲良し感が見たかった。個人的には慎太郎が来てからよりも、準備シーンの方が楽しかった」「慎太郎くんは悪くないんだけど、やっぱり先輩が来たら萎縮するのが縦社会のJr.なので……本当はHi美と侍だけが良かった。スノスト交換会は面白かったけど、それとこれとは違う」「スノストのクリスマス交換会は、やりたい放題の最年少・慎太郎と、お兄さんたちっていう構図で成り立ってた。後輩だらけの中で慎太郎がやりたいようにやるのは気を使うし、同年代だけの合同企画の良さが消える」と、辛らつな意見が多く上がっていた。

 再生回数は45万台、40万台、35万台(27日時点)。

SixTONESカレンダー(2020.4-2021.3)
金指のいいところが出てないぞ!!
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