今年も物議を醸したようです

『女芸人No.1決定戦 THE W』新審査システムが酷評の嵐!「意味ない」と視聴者が一刀両断

2019/12/10 18:53
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)公式サイトより

 12月9日に『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)が放送され、平均視聴率11.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。3回目を迎えた同大会には10組の芸人が出場し、「今までで一番見応えがあった」「面白かった」という好意的な声がある一方、今年から採用された審査システムには「意味がない」「参加者に有利/不利が生じる」と不満の声も上がっていた。

 『THE W』は昨年まで、「ファーストステージ」にて1対1で対戦。ゲスト審査員と公募で選ばれた一般審査員による総合得点で、各対戦の勝者が決められていた。そして、勝ち上がった5組が「最終決戦」に進出し、2本目のネタを披露して、その得点が一番高かった芸人が「優勝」に輝いていたのだが……。

「今年からは大きく審査システムが変わり、まず『ファーストステージ』で、5組ずつAブロックとBブロックに分かれることに。各ブロックの1組目と2組目が対決して勝った方を暫定1位とし、3組目は、暫定1位の組と得点を競う。そうして各ブロックで勝ち残った芸人1組が『最終決戦』で競うという“勝ち残りノックアウト方式”になったんです。しかし、一部のネットユーザーからは『最初に披露したネタの方が霞んでしまう』『後半の方が有利に決まってるだろ』と批判の声が寄せられました」(芸能ライター)

 Aブロックからは「3時のヒロイン」、Bブロックからは「はなしょー」が勝ち上がり、今大会では3時のヒロインが優勝を手にした。

「ネタを披露した順番でいうと、3時のヒロインはAブロックの5番目でしたが、はなしょーはBブロックの2番目にネタを披露しているため、一概に『後半の方が有利』とは言い切れない状況ではありました。それでもネット上では『この審査システム微妙だよな』『Bブロックの方が圧倒的に面白かった。このやり方は納得いかん』と不満の声が噴出。また、今回から、視聴者投票の比重が下げられたことについても『視聴者の意見反映できていない』『これだと結局は審査員の好みになるんだよな』との声が漏れ聞こえてきました」(同)

 さらに、審査員の判断基準についても賛否の意見が上がってきている。

「アンガールズ・田中卓志やハイヒール・リンゴ、清水ミチコ、ヒロミ、笑い飯・哲夫などが審査員に名を連ねていたのですが、その時に披露したネタの“出来栄え”を評価する審査員もいれば、『次も見てみたい』というような“期待感”を重視する審査員もいたんです。一貫して、ネタ自体を分析して評価していた田中には称賛の声が集まっていたものの、そのほかの審査員に対しては『今のネタを評価すべき』『ある程度は審査員共通の審査基準を持っていてほしい』などの指摘がネット上に飛び交っていました」(同)

 どのお笑いコンテストでも毎回物議を醸す審査基準。今回は、新しいシステムに戸惑う視聴者が多かったようだが、果たして全員が納得する方法はあるのだろうか……。

最終更新:2019/12/10 18:53
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