反省してください……

中居正広、Aマッソ、市川美織……人種差別的な発言で大ブーイング!

2019/10/27 15:00
立花はるか
笑いもアップデートしていかなきゃダメよ

 10月12日放送の『中居正広のニュースな会』(テレビ朝日系)で、中居正広が“人種差別”と受け取れる発言をし、視聴者から批判が続出しているという。

 翌日にラグビーW杯1次リーグ、日本代表の最終戦となるスコットランド戦を控えていたこともあり、「今からでも間に合う! 観戦の楽しみ方」と題し、元ラグビー日本代表・大畑大介がラグビーを基礎から徹底解説するコーナーを放送。各選手のポジションを動物に例えて説明した際、ニュージーランドにルーツを持つ日本代表キャプテンのリーチ・マイケルのポジションは、攻撃力・防御力を必要とすることから「ゴリラ」が用いられた。

「『ゴリラ』という言葉に、MCの中居は『ビジュアルじゃないですよね?』とつっこみ、スタジオの笑いを誘いました。しかし、ネット上からは『海外だったら即降板になるレベルの大失言なんじゃない!?』『どう考えても差別的発言』『外見を揶揄するのはダメでしょ……』と厳しい意見が飛び交うことに」(芸能ライター)

 また、お笑いコンビ・Aマッソは、女子テニスの大坂なおみ選手に対して“不適切”な発言をし、公式サイトで謝罪した。

「9月22日、Aマッソは都内で開催された、ファンクバンド『思い出野郎Aチーム』のライブイベント・『思い出野郎Aチームpresentsウルトラ“フリー”ソウルピクニック』に出演。『大阪なおみに必要なものは?』という質問に対し『漂白剤。あの人日焼けしすぎやろ』と回答したんです。その後、この発言がネットを中心に拡散され炎上状態に。24日になり、Aマッソが所属するワタナベエンターテインメントは、公式サイトで謝罪。Aマッソの加納愛子と村上愛も直筆の書面で謝罪したものの、ネットユーザーからは『お笑い芸人を名乗る資格はない』『爪痕残すことに必死だったのかもしれないけど、それにしてもひどい』『芸風が尖っていても、言っていいことと悪いことがある』など非難の声が鳴りやみませんでした」(同)

 そして、この騒動を受けて、同月29日に大坂本人が自身のTwitterで言及。Aマッソが差別的な発言を謝罪したことを伝える記事を引用し、「日焼けしすぎって笑 資生堂アネッサパーフェクトUVの日焼け止めを使用しているから、私が絶対に日焼けしないってことを彼女らは知らないのね」と、自身がブランドアンバサダーを務めるスポンサーの商品名を挙げて、見事に切り返したのだ。この投稿は「人としても素晴らしい」「ジョークで切り返すなんて、かっこよすぎる」など反響を呼び、“神対応”として称賛の声が上がった。

「Aマッソと同様の指摘を受けた芸能人はほかにもいます。元NMB48・市川美織もその一人。2017年5月2日、市川は自身のTwitterに、『35億のロリコンのみなさんお待たせしました スマホアプリにありそうな恋愛シュミレーションゲームのCMつくってみた』(原文ママ)という言葉と共に、“生意気系妹”や“シャイ系妹”など、市川がいろいろな『妹キャラ』に扮した動画を投稿しました。しかし、その中に片言の日本語で、『お兄さん、30分5,000円いかが?』と話しかける、 “フィリピン系妹”というキャラがあったんです」(同)

 フィリピン女性=水商売というイメージを連想させるこの動画に、ネット上では「メンバーやファンの中にも、フィリピンにルーツを持つ人がいる。それなのに、どうしてこんな動画を投稿するの?」「普段から偏見を持っていることがバレたね」「こんな動画を投稿する頭の悪さにがっかりした」など不快感を覚える人の書き込みが噴出した。

 悪気がなかったとはいえ、このような軽率な発言は多くの人を傷付ける。今後は、慎重な言葉選びはもちろんのこと、人種的・民族的な多様性を学び、常に意識する必要があるだろう。
(立花はるか)

最終更新:2020/03/04 14:45
差別のない世の中へ
大坂なおみ選手の切り返しが最高すぎる!
アクセスランキング