“中学受験”に見る親と子の姿

中学受験に向く子、5つのタイプーー「授業中いつも叱られていた小学生」が最難関に合格したワケ

 “親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子関係を、『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などの著書で知られ、長年中学受験を取材し続けてきた鳥居りんこ氏がつづる。

 筆者は「教育アドバイザー」という肩書を持っているため、多くの中学受験生の保護者の悩みに接している。その悩みの中には「うちの子は中学受験に不向きなのではないか?」というものが少なくない。実際、中学受験に向いている子と向いていない子がいるのだろうか? 筆者の答えはこうだ。

「向き・不向きはある」 

 まず、向いている子のタイプをいくつか列挙してみよう

1.負けず嫌い
 中学受験には定員がある。その定員は成績上位順に埋まっていく。入試回の合格最低点を1点でもクリアすれば合格であるし、1点でも下回れば、不合格という極めてシンプルなものだ。つまり、どんなに優秀であろうが、自分以上に得点した人間が合格定員を埋めてしまえば、合格切符は得られない。

同じ塾の同じクラス、同じ志望校であっても、全員、仲良く合格というほど甘くはないのである。これは、何を意味するのかと言えば、中学受験は圧倒的に「負けず嫌いな子」に有利。同じ志を持つ友人を良い意味でライバル視し、その友人に「点数では負けたくない!」あるいは「自分も頑張る!」と思える子に向いている世界なのだ。

2.自分を持っている
 中学受験は小学生が受ける受験だが、上位校を志望校にしている子どもたちにインタビューすると、政治・経済・環境等の社会問題に、大人顔負けの考えを持ち、何より、自分自身の生き方にビジョンがあることに、いつも驚かされる。

 「この勉強は将来の自分にとって、こういう恵みを与える」ということを堂々と語ってくれる子が多い。このように、中学受験を受ける子全員が将来のビジョンまで語れる必要はないが、少なくとも、「中学受験をすること」は、自分自身で決断すべきだと思っている。「この学校に入りたい!」という“意志”ほど、強いものはないからだ。

3.知的好奇心が止まらない
 幼い頃から、何かを考えることが好きな子は受験にも向いている。例えば、パズルや折り紙や料理が趣味だったり、百科事典を飽きもせず眺めている等、調べることや、考える事、手を動かすことが楽しくて仕方ない子は自然と知識を蓄え、脳をフル回転させて、自分なりの“解”を閃かせているように思う。知的好奇心をくすぐられることを喜びとしている子は勉強が苦ではないのだ。

4.集中力がある
 3と同様幼い頃から、親が「ご飯だよ」と呼んでも、聞こえないほど何かに熱中している子は受験勉強にも強い。特に受験本番は「集中力」の勝負でもあるので、余計なことに気を散らさず、問題と格闘できる子の方が有利になる。

5.語彙力がある
 入試では、上位校になればなるほど、東大生でも四苦八苦するような難問が出題される。つまり、どの科目であっても、小学生ながら出題者の意図を正確に読み取る技術が必要になるのだが、これには語彙力がないと太刀打ちできない。向いている子の多くは読書好きで、家庭に本がたくさん置いてある。さらに言えば、幼い頃より、保護者が「オノマトペ」(ゆらゆら、ザーザー、サラサラなどのような擬音語や擬態語、擬声語などを意味する語)を含めた問いかけをしている。

 以上、代表的な事柄を挙げた。このような特性を持つ子は、もちろん本人が望むならばという大前提はあるが、中学受験はとても楽しい経験になると思う。

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