高橋ユキ【悪女の履歴書】

教祖は「母以上に母だった」――父親を殺害した教団と女性信者の“罪”【板橋・占い師グループによる射殺事件:後編】

 2001年6月9日、東京・板橋の住宅街で工務店を経営する丸山寿治さん(70=当時、以下同)が射殺された。殺害に関与したとして逮捕されたのは、元暴力団員4人と占い教団「グループ向日葵」のナンバー2・渡邊義介(47)、そして丸山さんの娘・笠原友子(44)。この教団の信者だった“箱入り娘”の友子が、父親の遺産を報酬に殺害を依頼したことで起こった事件だった。

(前編はこちら:殺人の手付金は水晶1000万円――裕福な“箱入り娘”が心酔した教祖)

殺害の司令塔となった占い教祖

 「グループ向日葵」の代表、吉川タカ子(64)はかつて印鑑のセールスをしていた。1990年ごろ、ある占い師の元へ、知人の印鑑業者からの紹介で「家賃を一部負担するから印鑑販売のために間借りさせてほしい」と訪ねてきたのが吉川だったという。その占い師が事務所の一部を貸すと、吉川は占いや印鑑鑑定の知識がないにもかかわらず「これは相のいい印鑑です」などと言い、10~20万円程度の印鑑を倍以上の値段で売りつけるようになったという。詐欺まがいの商売を始めたことを知ったその占い師は、吉川を事務所から追い出したそうだ。

「もともとは東京・新宿の印鑑屋の店員だったそうです。寺で拝んでもらったり、占い師に鑑定してもらったりした印鑑が高く売れることに気づいたのでしょう。まくしたてるように喋る人だから、人によってはカリスマ性を感じてしまうのかもしれない」(教団関係者)

 90年代半ばごろから、「グループ向日葵」の信者が数十人ほど、吉川の元に集まるようになったが、彼女にとっては“信者”というより“顧客”として見ていたフシがある。「星まつり」のときも、1枚3,000~5,000円の護摩札を3万円で売っていた。護摩札だけではなく、信者には水晶玉や「チベットの曼荼羅」と称する絵も信者に売りつけていたという。

 さらに吉川は芸能人や有名人の名を利用し、信者獲得を狙っていた様子もうかがえる。本人自身が、芸能人や女性漫画家と「親しい」と周囲に吹聴していただけでなく、先述の「星まつり」でも、参加者たちに「香取慎吾や伊東ゆかりが来る」と言っていたため、彼らを一目見るために祭りに参加した人もいたという。実際に、香取は知人女性に紹介された経緯で吉川と交流があったことを後に認めている。

 友子も、そうした吉川の“顧客”となり“向日葵グッズ”を次々と購入。その代金は一千数百万円にも上っていたことがわかっている。

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どんな母親だったのか、友子にもっと語ってほしい

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