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嵐、国民祭典めぐり『スッキリ』に批判噴出! 「ファン舐めるな」「嵐を否定?」の声

2019/09/27 09:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
音漏れスポットを率先して案内する時代か……

 11月9日、天皇陛下の即位を祝う「国民祭典」が東京・皇居前広場で開かれることになり、嵐がこの日のために用意された奉祝曲を披露する。9月26日放送の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)では、「嵐も歌う奉祝式典 見られる穴場」として、会場付近の知る人ぞ知るスポットを紹介。“嵐目的”のファンを現地へ誘導するかのような内容だっただけに、視聴者から批判が殺到している。

 国民祭典は2部構成になっており、第1部が「奉祝まつり」で、第2部は「祝賀式典」。嵐は俳優・谷原章介、フリーアナウンサー・有働由美子が司会を務める第2部に登場し、作詞・岡田惠和氏、作曲・菅野よう子氏による奉祝曲を、辻井伸行氏のピアノ演奏で歌唱する。その祝賀式典は午後5時10分~6時40分まで二重橋前特設舞台および皇居前広場で実施され、安倍晋三首相、歌舞伎俳優・松本白鸚、女優・芦田愛菜らが祝辞を述べるという。

 嵐が参加する第2部は約1万人を一般公募し、天皇陛下御即位奉祝委員会のオフィシャルサイトにて、10月2日まで応募を受け付けている。なお、天皇、皇后両陛下のご出席は宮内庁と調整中とのこと。大役を任された嵐・櫻井翔は「国民に寄り添い、想いを寄せておられる陛下に、日々の感謝の想いをお伝えし、お祝いの会に少しでも華を添えられますよう、心を込めてパフォーマンスをしたいと思います」と、コメントしている。

「1999年に行われた、上皇さまの天皇陛下即位十周年をお祝いする祭典にはX JAPANのYOSHIKIが出演し、2009年の『国民祭典』では、秋元康が作詞した奉祝曲『組曲 太陽の国』でEXILEが歌とダンスを披露。今年2月の『天皇陛下御在位三十年記念式典』は歌手・三浦大知が参列しましたが、ジャニーズ事務所のアイドルが天皇陛下の前でパフォーマンスするのは嵐が初となります。周知の通り、嵐は2020年末に活動を休止するため、多くのファンが“彼らの勇姿を一目見たい”と、望んでいることでしょう」(ジャニーズに詳しい記者)

 そんな中、祝賀式典の特集を組んだ『スッキリ』は、「活動休止前の嵐の歌を聞きたい」「会場に入れなくてもお祝いしたい」といったネットユーザーの声をピックアップ。会場周辺に“穴場”がないかどうか調査したといい、皇居前広場からおよそ1キロの距離にある東京ミッドタウン日比谷の庭園パークビューガーデン(6階)へ。同所は、午前8時~午後11時の間、一般人も出入り自由だそうで、嵐がステージに登壇するとみられる午後6時頃に「皇居前広場はどう見えるのか?」を検証。結果は「ほぼ真っ暗だった」ものの、「当日は照明も設置されるので見える可能性も」と、アナウンス。今年1月の「一般参賀」では、同所から“皇居前広場がはっきり”と確認できた写真も公開していた。

「番組の取材に応じた東京ミッドタウン日比谷事業部のスタッフは、『嵐ほどのファンが多いアイドルはいらっしゃらないと思いますので、このガラスを越えるとか、スマートフォンを出すとか、そういったことがなければいいなと。一般の方にも私たち、ケアができるように少し警備は厚めにしたい』と、話していました。番組ではほかにも、皇后両陛下の長女・愛子さまが『嵐をお好きでいらっしゃる』(水卜麻美アナウンサー)ことから、嵐が奉祝曲を歌うことになったと情報を読み上げていました」(同)

 そして、スタジオではジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏が「嵐のファンの皆さんはたぶん大喜びだと思うんですよ。皇室と一般の国民の方たちとの距離感がグッと狭まる。本当に親しく、親近感を持てる演出になると思う」と前置きしつつ、「スマホを向けてもいい」「話しかけてもいい天皇陛下」に変わっていってしまうのか、「一抹の懸念のようなものを感じます」と、見解を述べた。

 続けて、「もう一つは、国民的に大スターの嵐なんですけれども、ポップスっていうのは流行歌であり、まぁ持って20~30年のライフスパンがある文化ですよね。商業主義の中で大成功してるわけですから。それとですね、『君が代』の中で『千代に八千代に』という永久性、恒久性を歌われている皇室というものを、その2つの熱狂を合流させることが果たしてどうなのか。私はちょっと、一抹のついていけないものを感じるんです」と、持論を展開。これを受け、番組MCの極楽とんぼ・加藤浩次も「天皇陛下が即位されることをお祝いさせていただくという、まぁこういうもの(式典)ですから、そこからちょっと逸脱はしてほしくないなって僕も思う」と、モーリー氏の意見に同調した。

 一方、経営コンサルタントの坂口孝則氏は「単なる一人のオタクとして……」と、ゲームミュージックも手掛けている作曲家・菅野氏と嵐の組み合わせについて、「僕なんかは最高だと思っちゃって」と、個人的な印象を吐露。加えて、「たぶん1万人、関係者含めて3万人らしいんですけど、絶対その人数で収まるはずはなく。10万人近く、もしかして来てしまったら、スゴい警備とか大変だろうなとか、そっち側をちょっとね……」と、来場者が殺到することを心配していたのだった。

 オンエアー後、嵐ファンの間では「『スッキリ』の穴場スポット紹介、そんな混乱させるようなことやらなくてもいいのに」「穴場とか紹介したら、絶対に問題起こる。ファンを煽ってどうするの?」「何か問題が起こった時に批判されるのは嵐なのに」「穴場スポットよりも、中継で楽しみましょうと伝えたほうがよかったのでは」と、怒りや疑問の声が続出。

 さらに、モーリー氏や加藤の発言に関しても、「流行歌と『君が代』を比べてるけど、披露するのは嵐の楽曲じゃない」「嵐じゃ不満なのかよ。そんな取り上げ方ならやらなくていい」「なんで嵐を否定するようなこと言うの? 加藤とモーリー、アラシック(嵐ファン)を舐めるな」「過去のYOSHIKIやEXILEは良くて、嵐だけ『ポップスは~』とか否定的なのが違和感でしかない」「そもそも穴場紹介なんかして、お祝い事を勘違いしているのは『スッキリ』の方じゃない?」と、辛らつな反応が多く見受けられた。

 当日、皇居周辺でトラブルが起きなければよいのだが……。

最終更新:2019/09/27 11:02
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