女のための有名人深読み週報

「萬田久子との関係」を暴露された西野亮廣、その狼狽ぶりに見る「性に関する固定概念」

2019/09/26 21:00
仁科友里
西野亮廣オフィシャルブログより

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます

<今回の有名人>
「過去の常識にしがみつくな」キングコング・西野亮廣
『ダウンタウンなう』(フジテレビ系、9月20日)

 一般的に「モテる」というのは「いいこと」とされている。しかし、女性の場合、「モテる」ことが必ずしも自分の評判を上げることにつながるわけではないようだ。

 例えば、女優・萬田久子。『ボクらの時代』(フジテレビ系)に、キャスター・安藤優子、郷ひろみと共に出演したことがある。ミス・ユニバース日本代表として世界大会に出場した萬田は、芸能界に進出。そこで得た仕事の一つが、「ニュース番組のお天気お姉さん」だった。その番組には安藤も出演していたが、製作スタッフの男性陣は安藤がミスをすると厳しく叱責するが、萬田にはメロメロでミスをしても「仕方ないよ」と気遣うことすらあったそう。人によって態度を変える男性陣への批判こそあれ、それだけ萬田が魅力的な女性だと受け取る人も多いだろうから、これは彼女のイメージを上げる「モテ話」と言えるだろう。

 2018年3月の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)でも、萬田のモテ話が話題になったことがある。萬田は20代の頃に有名アパレルメーカーの経営者と出会うが、相手には妻子がいた。彼女は独身のまま、子どもを産むことを決断。男性が妻と別れた後も事実婚を貫き、法的な結婚をすることはなかった。その男性とは、11年に死別しており、その後、公になっているパートナーはいない。

 そんな萬田は、その男性に出会う前、業種を問わず、いろいろな大物に口説かれたと同番組で告白したのだが、「ワンナイト的なことは、たくさんあった」と言うと、それまでとは打って変わって、MCのダウンタウン・浜田雅功、松本人志、プレゼンターの坂上忍が急に沈黙したのだ。独身なわけだから、何も問題はないと個人的には思うが、「ワンナイトをするオンナは引く」と彼らは内心思っていたのではないだろうか。モテる人は、「異性が寄ってくる人」であり、そこから、関係性はともかく二人が同意すればセックスしてもおかしくない。ということは、モテる人は男女ともセックスの経験が多くなっていくのは自然なことだ。しかし、会話が盛り上がらなかったことを踏まえると、このモテ話は萬田にとってマイナスである。

西野亮廣独演会
「萬田久子さんとはどうなってるの?」でほかの話が吹き飛んだ
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