知られざる女子刑務所ライフ73

元女囚が考える「更生」――北欧の刑務所やピンク色のムショは効果ある?

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■老朽化したムショの建て替え

 最近のムショは世界的にも老人ホーム状態……ゆうのはよく聞きますね。少子高齢化もですが、ムショはお年寄りの「最後の居場所」になってるのとちゃいますかね。私が服役していた頃も、万引専門のおばあちゃんとか、ようけいてました。もちろん子どもは減ってますから、少年院はどんどんなくなってます。悪いコが減っているというよりは、子ども全体が少ないだけですけどね。

 でも、そんなことより、古くなったムショがどんどん建て替えられているというニュースのほうが気になっています。「老朽化」を理由にしていて、防災の意味もあるんでしょうが、テレビで見る限り、めっちゃ快適そうです。ホンマうらやましい……。

■「北風と太陽」は正しい?

 日本のムショもだいぶきれいになってきましたが、快適な刑務所で有名なのは、やっぱり北欧ですね。北欧では死刑はなく、服役囚の人権もちゃんと守られているそうです。ネットには、清潔なトイレやジムなどを備えた快適なムショがいろいろ紹介されています。

 まあ優しいのは初犯だけで、さすがに累犯の懲役には厳しい施設もあるそうです。「こんな豪華な刑務所を、税金を使って造るとはけしからん」的な話もよく聞きますが、皆さんはどう思われますか?

 こういう快適なムショを造る理由は、「罪を犯すような人は、差別や貧困など悲惨な環境で育った」→「こんな人に厳しくするのは逆効果」→「人間らしい生活を送れれば、更生も早い」との考えやそうです。

 これって、子どもの頃に絵本で読んだイソップの「北風と太陽」のお話ですよね。北風と太陽が旅人のコートを脱がせようとするアレです。北風が強い風を吹きつけたら、旅人はコートをぎゅっとつかんで飛ばされないようにしたため、脱がすことはできなかったけど、太陽がぽかぽかと光を当てたら、すぐに脱いだんですね。

 厳しくされたら余計にガンコになりますが、懲役も温かく見守れば優しい人になるそうで、実際に北欧では、日本やアメリカと比べて再犯率もかなり低いそうです。ちなみに、これはカウントの仕方がバラバラなので、簡単な比較はできないそうです(と編集者さんが言うてました)。

 世界では、施設をピンク色にするムショも増えているそうです。ピンク色は攻撃的な気分を弱める効果があるそうです。でも、「子ども部屋か!」と怒る懲役もいるらしいです。罪人のくせに怒る筋合いはないと思いますが、ごっついオッサンがちょこんとピンク色のお部屋に座ってたら、かわいいかもしれません。いやキモいだけか。

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厳しすぎても優しすぎてもダメ

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