番宣に出まくっても、この結果……

星野源&高橋一生『引っ越し大名!』、5位初登場で「期待外れ」!? 田中圭『おっさんずラブ』に惨敗

2019/09/04 18:34
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
『引っ越し大名!』公式サイトより

 8月30日に公開した、星野源主演の映画『引っ越し大名!』が、興行通信社の発表する週末の映画ランキングで初登場5位(興行通信社調べ)となった。社会現象を巻き起こした2016年放送の連続ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)に出演以降、大ブレークした星野と、オリコンが17年に発表した「上半期ブレイク俳優(男優)ランキング」で1位を獲得した高橋一生が共演するということもあり、注目を集めていたが、業界内外からは「期待はずれ」との声が聞こえてくるという。

「作家・土橋章宏氏の小説『引っ越し大名三千里』(ハルキ文庫)を実写化した同映画は、姫路藩書庫番・片桐春之介(星野)が主人公。人付き合いが苦手なのにもかかわらず、藩主・松平直矩(及川光博)から引っ越し奉行に任命されてしまった春之介が、幼なじみの鷹村源右衛門(高橋)や前任の引っ越し奉行の娘・於蘭(高畑充希)などの協力を得て奮闘する……という内容です」(芸能ライター)

 星野が実写映画の主演を務めるのは『箱入り息子の恋』(13年公開)以来、約6年ぶり。そんな『引っ越し大名!』は、原作の土橋氏が脚本も担当し、監督は『ジョゼと虎と魚たち』(03年公開)『のぼうの城』(12年公開)などで知られる犬童一心氏が務めた。

「全国325スクリーンの大規模公開となった『引っ越し大名!』は、土日の2日間で観客動員19万9,000人、興行収入2億3800万円を記録。3日目には興収3億3600万円に達しましたものの、正直『期待はずれの結果』と言えるでしょう。というのも、星野は『逃げ恥』出演以来、初の実写主演映画ですし、それに加え、同じく時代劇で犬童監督が手掛けた『のぼうの城』は、全国328スクリーンと同規模公開ながら、公開3日間で5億円超えのロケットスタートを切っていましたからね」(同)

 今回のランキングで1位を獲得したのは、7月19日公開のアニメ映画『天気の子』。2位は8月9日公開のディズニー映画『ライオン・キング』となり、どちらも公開から2週間以上経過している。

「ネット上のレビューは、『爽快な時代劇コメディー』『自分が見に行った映画館では、客席もみんな爆笑!』『星野や高橋は演技もうまいし、安心して見ていられた』という好意的な書き込みも多いです。また、同映画には麻薬取締法違反で執行猶予の判決を受けた、電気グルーヴ・ピエール瀧も出演しており、『カットされていなくて良かった』『やっぱり瀧さんは必要な役者だと実感』といった温かいコメントもありました」(映画誌記者)

 しかし一方で、「予告は面白そうだったけど、そこまで楽しめなかった」「バラエティー色が強すぎて、逆に冷めた目で見てしまう」「映画館でお金を払って見る必要はない」という、辛辣な意見も散見された。

「ちなみに、同ランキングの3位は8月23日公開の『劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD』。同作は昨年4月期に放送された連ドラ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)を映画化したもので、昨年末には『ユーキャン新語・流行語大賞』トップ10入り、主演の田中圭は18年にオリコンが発表した『ブレイク俳優ランキング』で1位を獲得するなど一大ブームになりました。同作は『引っ越し大名!』と同じ、全国325スクリーンで公開されたものの、初週末の2日間に動員23万9,000人、興収3億4300万円を記録し、どちらも『引っ越し大名!』より高い数字を獲得。そして2週目の土日で、累計動員92万人、興収12億円を突破しています」(同)

 星野と高橋のタッグでも、『おっさんずラブ』と田中には太刀打ちできなかったようだ。

最終更新:2019/09/04 18:34
映画 引っ越し大名! オリジナル・サウンドトラック
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