【アラサー一人暮らし、理想の賃貸物件を探す】

【アラサー一人暮らし、理想の賃貸物件を探す】「フローリング最強」「最上階が安全」は幻想? 今、知るべき2つの“新常識”

2019/08/23 21:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

「女性は最上階が安全」という“油断”は禁物! 「防犯のプロ」評価 ★★★☆☆

 駅から徒歩5分と近く、車の通りが多い大通り沿いにある物件なので、駅までの道のりは安心感があります。ただし、車からのひったくりなど、道路沿いだからこその犯罪も決して少なくありません。スマホで通話をしながら歩いたり、道路側に荷物を持ったりするなどの行為は控えましょう。

 築45年の古い物件という点から考えると、最新の防犯設備が備わっていることは期待できませんが、「管理人巡回」「テレビモニター付きインターフォン」と、セキュリティ面の最低条件はクリアしていると言えるでしょう。ただし、「防犯カメラなし」「オートロックなし」となると、住人以外でも建物内に自由に入れてしまうため、不安な要素です。

 また、気になるのが“7階建ての最上階”という点。建物に屋上があって、そこも自由に行き来できるとしたら、屋上からすぐ下の階のベランダへは、比較的簡単に侵入できてしまいます。最上階だと侵入されにくいという油断を持つ人も多く、暑い時期に窓を開けっぱなしにしていて、窃盗や性犯罪の被害に遭ったという事例もあります。「一人暮らし女性は1階の部屋を避けるべき」というのは“部屋選びの常識”になっていますが、最上階にも危険があることを知っておきましょう。

 2DKという間取りは、一人暮らしで住むには広めの物件です。ほかの住人は家族暮らしが主ということも考えられます。一人暮らしと家族暮らしでは、生活時間帯やライフスタイルが異なるために、思わぬトラブルが起こることも。遅い時間には大きな音を立てないようにするなど、家族暮らしへの配慮が必要になるでしょう。

 また、近隣に小学校や公民館があり、防犯ボランティア活動が行われているとのことなので、住民にファミリー層が多く、防犯意識の高い地域と思われます。ご近所付き合いの多い地域は犯罪も起こりにくく、安心感はありますが、一方で「一人暮らしでも活動に参加しなきゃいけないの?」という不安があるかもしれません。地域活動の多くは、自治会などを通じて広報されます。賃貸の一人暮らしで自治会への加入を求められることは少ないですが、自治会費や活動内容などの折り合いがつくのであれば、加入しておくと地域の情報が得やすくなります。なお、自治会の加入はあくまで任意です。断ることもできますが、だからといってその地域に住む以上、ルールはしっかりと守って暮らしましょう。

■「防犯のプロ」河野真希(かわの・まき)
一人暮らしアドバイザー。自らの一人暮らし体験を元に取材や研究を重ね、2001年からWebを中心に各種メディアで暮らしに関する情報を発信。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、はじめるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な、自分らしい暮らしづくりを応援している。また、2016年4月より『料理教室つづくらす食堂』を主宰している。

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