信頼を回復できるのか?

NGT48再始動! AKS批判沈静化のウラに「松村取締役の退任」と「エイベ有能スタッフの加入」

2019/08/06 12:10
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
NGT48公式サイトより

 8月3日、メンバーへの暴行事件以降、実質的に活動休止状態にあったNGT48が、東京・お台場と青海エリアで行われたアイドルの祭典『TOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)』に、オープニングアクトとして出演。外部のイベントに出演するのは7カ月ぶりとなり、実質的な活動再開になった。ネット上では今なお、運営側などへのバッシングが続いているものの、一部業界関係者によると「NGTの運営に、ようやく優秀な人間が配置された」ことで、一時期と比べマスコミからの批判は沈静化しつつあるようだ。

 今年1月、当時在籍していたメンバーの山口真帆が、“複数の男性ファンからの暴行被害”を告発。その後、山口は男性ファンらと一部メンバーが“つながり”を持っていたことを示唆し、世間は騒然となった。

「その後、グループを運営する株式会社AKSは第三者委員会を設置し、3月21日に調査結果を発表。翌22日に開いた記者会見で、当時AKS取締役だった松村匠氏が『(メンバーが)何らかの共謀をして(事件に)関与した事実は認められなかった』と報告すると、この会見中に山口が自身のTwitterを更新して『松村匠取締役は第三者委員会が行われる前に「繋がっているメンバーを全員解雇する」と私に約束しました』『なんで嘘ばかりつくんでしょうか』などと投稿しました。記者から当該ツイートに対する質問が出ると、松村氏は、しどろもどろになりながら、『(会見中の一部発言を)訂正させていただきます』とコメントするのが精一杯。世間はAKS、NGTにさらなる不信感を抱くこととなりました」(芸能ライター)

 結局、山口は5月19日にグループを卒業。その直後、メンバーの加藤美南が自身のインスタグラムのストーリー機能で、“山口への悪口”とも取れる内容を投稿し、即削除するという事件が発生した。加藤が誤まって投稿したものとみられるが、AKSは同21日午後11時をもって、NGTメンバー全員のSNS運用を停止させた。

「メンバーのSNS運用停止が解除されたのは、8月1日午後6時。すると、翌2日にメンバーの中井りかが、自身のTwitterで『何でもかんでも止めりゃいい 制御すればいいってもんじゃない』『それじゃ敵の思う壺すぎる』などと意味深な投稿を連発したんです。3日にはインスタグラムで『誤解されることや言葉足らずなことも多いわたしですが少しずつ治していけたらと思います』(原文ママ)と謝罪しましたが、ネット上には『中井は反省してないよね?』『SNS停止の意味はなかった。再開直後にこんな投稿するなんて』との苦言が寄せられました」(同)

 そんなNGTの『TIF』出場には否定的な声があったものの、大きなバッシングが起こらなかったのは、マスコミからの批判の度合いが弱まったからだろう。

「その理由は7月1日付でAKS取締役を退任した松村氏に代わり、エイベックス出身のM氏がAKSの執行役員に配置されたからと言われています。そもそも、山口の件がここまで大きな騒動に発展した理由の1つには、AKSとNGTのマスコミ対応の悪さが挙げられるでしょう。AKSは、マスコミに連絡を返さないどころか電話にも出ないなど、本当にめちゃくちゃで、プロデューサーの秋元康氏でさえ運営と満足にやりとりできない惨状だったとか。さらに5月にはNGT48劇場支配人・早川麻依子氏が“個人”の判断で開始したTwitterが大炎上するなどして、 “運営批判”報道も過熱していきました。そんなAKSでしたが、M氏が異動で来たことにより、マスコミへの対応がとてつもなく丁寧になったんです」(芸能プロ関係者)

 業界内外からのバッシングに加え、グループや運営内部からも批判が出るようになり、NGT騒動は収拾する気配すら見えない状態だったが……。

「新たに配置されたM氏は、マスコミへの細かい対応もしっかり行える人物とされています。運営サイドがようやく、本来の芸能プロとしての姿勢を取り戻したのです。本当なら、こうした業務は早川氏の仕事なのですが、M氏がいる今、彼女に何の仕事が残っているのか疑問ですね」(同)

 マイナスからの再スタートを切ったNGTだが、元の状態に戻れるのは、果たしていつになるのか。

最終更新:2019/08/06 12:10
世界の人へ (NGT48 CD盤)
中井りかは一生SNSを禁止した方が、今後のためだと思う……
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