[ジャニーズ・メディアの裏側]

「ジャニーズと癒着」の指摘も……日テレ社長、「圧力聞いてない」発言が意味するものとは?

2019/07/30 20:05
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
「新しい地図」公式サイトより

 日本テレビ・小杉善信社長による「(ジャニーズ事務所からの)圧力は聞いていない」発言が、業界内で問題視されているという。ジャニーズとは懇意の関係である日テレだけに、「圧力があったとしても、否定せざるを得ない」(スポーツ紙記者)との意見もあるが……。

 7月29日、小杉氏は就任後初となる定例社長会見に臨み、お家騒動に揺れる吉本興業に対しては、毅然とした態度を取っていることを発言。しかし一方、ジャニーズ事務所が元SMAPの退所者3人のテレビ出演を妨害すべく、テレビ局に圧力をかけていた疑惑で、公正取引委員会から注意を受けた件をめぐっては、圧力をかけられたかという点に対し「一切そういう声は聞いていない」との回答に留まったという。

「日テレといえば、ジャニーズとは長らく昵懇の間柄。日テレの代表番組である『24時間テレビ』のメインパーソナリティは、もはやジャニーズグループの“持ち回り制”のような状態になっています。また長年日テレは、土曜午後9時枠でドラマを放送していましたが、2017年に土曜午後10時枠の『嵐にしやがれ』と、突如放送時間帯をチェンジするという編成を行いました。どうやら、『しやがれ』の視聴率アップのため、ジャニーズ側から依頼されたそうなのですが、いち芸能事務所の意向が、編成にまで影響を及ぼすのは極めて異例のことです」(テレビ局関係者)

そんなジャニーズとの癒着が背景にあってか、日テレの番組で元SMAPを排除するような放送がみられると、SMAPファンを中心に「ジャニーズの圧力か、それとも日テレの忖度か」と物議を醸すことに。

「特に17年11月の『スッキリ』(日本テレビ系)で、『GQメン・オブ・ザ・イヤー2017』の様子が放送されたときは大きな炎上を呼びました。というのも、同賞を受賞したSMAP元メンバーの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が登壇していたにもかかわらず、意図的に排除するような映像が流れたからです。この一件も、結果的に公取委の調査を後押しすることとなりました」(同)

 こうした中、7月25日発売の「週刊文春」(文藝春秋)では、ジャニーズ幹部がテレビ各局の編成に対して、3人の起用について苦言を呈していた、とする記事が掲載された。

「小杉社長の言い分を額面通りに受け取れば、日テレの編成はジャニーズからの“圧力”めいた言動を上層部に伝えず、現場スタッフに“自主規制”を迫った、ということになる。結局、公取委の一件はうやむやにしたまま、3人の扱い方に関する明確なビジョンもない状態なのでしょう」(日テレ関係者)

 公取委は、今後もジャニーズに関する調査を続けていくという見立てもあるが、そんな中で日テレの放送内容は、圧力の動向が窺える「リトマス試験紙」となっていくのかもしれない。

最終更新:2019/07/30 20:05

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ジャニーさんが一番望んでない展開だよ~
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