【うわさの会見場から】

吉本興業、世紀の“グダグダ会見”舞台裏! 岡本社長に「もういいです」と記者がさじ投げた瞬間

2019/07/23 19:12
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
吉本興業公式サイトより

 雨上がり決死隊・宮迫博之やロンドンブーツ1号2号・田村亮ら所属芸人が、振り込め詐欺グループへ“闇営業”を行っていた問題と、それをめぐる一連の騒動について、吉本興業・岡本昭彦社長が7月22日、都内で記者会見を開いた。約5時間半にも及んだ記者会見には、テレビ番組コメンテーターをはじめ、ネットユーザーからも「質問に答えていない」「歯切れが悪い」など、批判が続出。また多くのメディアも、この会見について“失敗”と報じているが、現場の声を集めてみると……。

「宮迫と亮が開いた記者会見は、本人たちが会見の冒頭で“手作り”と話していた通り、報道陣の人数と会場の大きさが明らかに釣り合わない狭い会場で行われるなど、準備期間の短さを感じさせるものでした。一方、吉本の会見は、それと比較して数倍ものスペースの大会議室で用意し、かなり気合が入っているように見えましたが、会見の内容は大人と子どもほどの差がありましたね」(スポーツ紙記者)

 吉本興業による会見は、まず弁護士がトラブルの経緯を説明し、その後、岡本社長が用意された謝罪文を読み上げるところから始まった。

「ここまではよくある会見の一幕でしたが、質疑応答の際、岡本社長が記者からの質問に簡潔に回答できず、現場の空気は徐々にピリピリし始めました。記者側も、言い方を変えるなど試行錯誤したものの、結局、岡本社長からはイエス・ノーといった明確な答えを聞けないままで、質問した記者に『もういいです』と見切りをつけられるという珍事もありました」(テレビ局関係者)

 その後も、岡本社長の説明は続いたが、語るほどに矛盾点が生じるため、通常は会見が進むにつれて徐々に減っていくはずの質問者の数が、反対に増えていったという。

「用意していた質問がかぶったり、疑問点が解消されれば、記者は挙手するのを控えるものですが、岡本社長の回答がその都度微妙に変わるので、結果何度も同じ質問をすることに。特に注目が集まっていた『連帯責任で全員クビにする』というパワハラ発言と、『テレビ局は株主だから大丈夫』という発言の有無と意図については、マスコミが矢継ぎ早に質問を投げかけていました」(芸能レポーター)

 会見開始前、吉本側が「全ての質問に回答する」とアナウンスしたため、途中休憩を挟み5時間半を超えることになった。

「一度、吉本サイドから『質問の重複が増えてきたので、残り3問にさせていただきます』というアナウンスも入りましたが、ラストの質問が『吉本ではなくテレビ局に聞くべきでは?』といった的外れの内容だったため、会場からは失笑が漏れました。しかし、その質問が終わったあとにも、記者から『全ての質問に答えると言ったじゃないか!』とのクレームが入ったこともあり、質疑応答が続き、結果的に挙手が“ゼロ”になるまで会見が続いたのです。ただ、あまりにも長かったため、終盤は報道陣の半数近くが途中退席してしまいましたが」(同)

 あるテレビ局のプロデューサーは、会見終了後に「まるでマラソンだった」とため息をついていたというが、“お粗末”な会見に達成感を覚えた報道陣はいたのだろうか。

最終更新:2019/07/23 19:12
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