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ジャニーズ事務所、公取委の「注意」めぐりーーSMAPファンとジャニーズファンが泥沼“対立”

2019/07/19 08:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
SMAPだけでなく元ジャニタレのみんなにチャンスがありますように

 ジャニーズ事務所が民放テレビ局などに対して、元SMAP・稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人を出演させないよう“圧力”をかけたとされる問題が大きな騒ぎになっている。ジャニーズ事務所が発表した公式コメントを受け、ジャニーズファンとSMAPファンの意見が対立。収拾のつかない状況に陥っている。

 7月17日夜、NHKのニュースがこの件について速報で「公正取引委員会は独占禁止法違反につながるおそれがあるとして、17日までにジャニーズ事務所を注意しました」と、報道。共同通信社など複数のメディアがこれに続き、ニュースサイト・朝日新聞デジタルの記事(18日午前0時台配信)では関係者の話として、公取委が聞き取り調査などを実施していたものの、「違反行為を認定するには至らなかったという」と伝えた。

 記事によれば、公取委による注意は「違反行為の存在を疑うに足る証拠が得られなくても、違反につながるおそれのある行為がみられた場合に、未然防止を図る観点から行われている」とのこと。2017年度に公取委が処理した118件の中で、違反事実を認定して排除措置命令を出したのは13件、違反の疑いを踏まえた警告が3件、注意は88件だったそうだ。

「NHKの報道後、ジャニーズサイドはコーポレートサイトに『2019年7月17日報道に関するご報告』と題したお知らせを掲載。公取委から『注意を受けたとされる報道につきまして』と前置きした上で、テレビ局に圧力などをかけた事実はないと否定。『公正取引委員会からも独占禁止法違反行為があったとして行政処分や警告を受けたものでもありません』と、“注意”を受けたことには触れず、最後には『このような当局からの調査を受けたことは重く受け止め、今後は誤解を受けないように留意したいと思います』と、コメントしました」(ジャニーズに詳しい記者)

 ジャニーズファンは事務所の公式見解、朝日新聞の記事をきっかけに、速報を出したNHKや、稲垣らをマネジメントする元ジャニーズ事務所社員の飯島三智氏サイドに激怒。「違反行為はなかったのに、NHKが印象操作をするかのような報道をしたのが怖い」「『違反行為は認定できなかった』という部分をしっかり拡散するべき。認定できないものを速報で流した局もどうなのか」と批判が飛び交った。また、7月9日にジャニー喜多川社長が亡くなったばかりとあって、「このタイミングは飯島さんの策略?」「長年ジャニーズ事務所にいたんだから、テレビに出られないのは承知で辞めたんでしょ?」といった非難の声が相次いでいる。

「17日には放送プロデューサーのデーブ・スペクターがTwitterで『独禁法違反につながつながる恐れのある行為が認められた→全国民が一気に「やっぱり」と思った』などとツイートしていましたが、そこにも攻撃的なリプライ(返信)が寄せられています。『朝日新聞に「違反行為を認定するには至らなかった」と書いてあります。無責任なことを言わないで訂正してください』『どの行為が認められたと出ていますか? 有名人は嘘をついてもいいんですね』『独占取引禁止法の注意と警告の違いぐらい見てください』といったもので、それら投稿をしたTwitterユーザーのアイコンやプロフィールを見ると、ほとんどがジャニーズファンでした」(同)

 事務所を擁護するファンたちはTwitter上で「#ジャニーズ事務所に圧力なしと認定」のハッシュタグをつけ、正当性をアピールする投稿を連発。18日には、数時間にわたってTwitterのトレンド入りを果たしていたが、一般のネットユーザーは「『#ジャニーズ事務所に圧力なしと認定』ってタグが作られて、トレンド入りしてるのが闇」「『#ジャニーズ事務所に圧力なしと認定』のタグ、一部ジャニオタが盲目的に『圧力なかった!』みたいなこと言ってて、ヤバいな……」と、ドン引きしていた。「圧力なしと認定したんじゃない。それに足る証拠はないが、そういう事実が認められるからやめなさいと注意された。イエローカードだよ。レッドカードになったら事務所や所属タレントはどうなる?」と、ドン引きしていた。

 一方で、冷静に事態を受け止めたジャニーズファンは「注意だから問題ないじゃなくて、そもそも公取委が動くことがおかしい。論点がずれてる」「事務所を擁護してるジャニオタは自担(自分が応援するタレント)の会社がブラック企業でもいいの?」「事務所を擁護したいとは思わないけど、改善してほしい。自担がホワイトな企業で活躍してほしい」「自担が退所してから干される可能性があるというのに、擁護しますか。ファンだからこそ圧力や忖度を許してはダメ」と、憤りをあらわにしている。

「そもそも、SMAP&新しい地図のファンはジャニーズ側の圧力やテレビ局が忖度しているのではないかと、公取委に調査を働きかけるなど、地道な活動をしてきました。今回の報道で、『事実じゃないのに速報で報道するな、って言ってる人がいるけど、3人がテレビに出てないことが報じられてよかった』『民放がニュースで取り上げてると「あなたの局もだろ」と思うけど、ファンじゃない一般の人に知ってもらうためにも、公取委ありがとうと思う』と、ひとまず一歩前進したことにホッとしているようです」(同)

 今後、SMAP時代のように3人の姿が民放のテレビ局で見られる日はやって来るのだろうか。

最終更新:2019/07/19 08:47

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