『ミンキーモモ』の変身シーンより空高く駆け上がっていく2人……

1Dのハリーとルイのフェラチオシーンが米ドラマで放送され、ルイがTwitterで不快感を表明

2019/07/05 18:29
堀川樹里

「ルイのイチモツをしゃぶる」というナレーション

 その内容は、「(13年に行われた)『Take Me Home』ツアーの初日、ステージの袖から大勢の観客を見て硬直してしまうルイ。その背後にハリーが忍び寄り、リラックスさせようと肩を揉む。ルイの胸元をまさぐり、ズボンのボタンを巧みに外しながら、『友達同士ってのは、リラックスさせるためにこういうことをするんだぜ』とささやく。『誰かに見られたら……』と潤んだ目で戸惑うルイに、ハリーは『見させとけばいいんだよ』と言い放ち、ルイの前にひざまずく。そして、瞳を輝かせながら、ルイのズボンのジッパーを下げる」「『ルイのイチモツをしゃぶる』というナレーションが入ると、ルイとハリーは2人だけのピンクの世界に入り込む。天高く舞い上がった2人は、シックスナインのポジションで合体。それをキャットは恍惚の表情で見つめる」というもの。

 このシーンが放送された直後から、ネットでは、「侮辱だわ!」「2人に謝罪し、このシーンを削除すべき!」といった意見が飛び交う一方、「何をいまさら……」「ラリー・スタインソンのファンサイトに比べたら 全然おとなしいじゃん」「この世界観、めちゃくちゃ懐かしくて泣きそう」「こんなの序の口だよね。想像が広がっちゃう」と盛り上がる者、また「ラリー・スタインソンの関係は、もっとかわいらしく描かれるべきだと思う。これとはちょっと違う。残念だわ」という不満や、「ぶつかり合う感情がうまく表現できていると思う」と評価する者まで登場し、まさしくお祭り騒ぎとなっている。

 米紙「LAタイムズ」の取材を受けた番組プロデューサーは、このシーンについて、「キャットのセクシュアリティへの興味が膨れ上がり、BL作品の中で才能が開花した」ことを表現するためのものと説明。残酷でエロチックなストーリーを、水彩画のような美しい絵で表現した日本の劇場用アニメーション映画『哀しみのベラドンナ』のようなものだと受け止めてほしい、と理解を求めた。

 1Dメンバーのカップリングの中でも一番人気といわれるラリー・スタインソン。線の細い美男子2人のじゃれ合いや目配せに萌えたファンはとても多く、今回の映像も「まだ20歳前後だった、少年のように輝いていた2人」をネタにしていることから、ノスタルジックな気分をかき立てたようだ。

 ちなみに、ルイは、ハリーと関係を疑われることについて、17年に受けた英紙「ザ・サン」のインタビューの中で、「(元彼女の)エレノア(・カルダー)と付き合っていた時に初めて聞いたから、彼女に失礼なウワサだと思った」と回答。今回の映像についても、7月1日にツイッターで「(HBOやプロデューサーからは)一切連絡などなかったし、もちろん許可なんてしてない。断言するよ」と不快感をあらわにしている。

 昨年7月、大手チケット販売サイトで「1D 2020年活動再開ライブ」のチケットが突如販売され、直後に削除されるというハプニングが発生。そのため、来年には活動を再開すると期待しているファンは多い。仮に再開したとして、20代後半となったメンバーたちは以前のようにベタベタとじゃれ合い、腐女子ファンを喜ばせるのだろうか? そのあたりにも注目したい。

最終更新:2019/07/05 18:29
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