女のための有名人深読み週報

坂口杏里の迷走はいつ始まったのか? 大女優の娘に生まれ、「コネで芸能界入り」のリスク

杏里、どこへ向かう……

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます

<今回の有名人>
「お金にならない」坂口杏里
『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系、6月30日)

 前回、カラテカ・入江慎也を例に、「人脈はビジネスのメリットになり得るのか」について書いたが、6月30日放送の『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)を見て「コネで仕事を得ることはトクなのか?」について考えてみたくなった。

 学生時代の評価は、原則として「テストの点数」でなされる。テスト範囲も日程も全員に告知されているという意味で、平等である。しかし、この原則が崩れ始めるのが、就活あたりからではないだろうか。親の社会的ポジションによって「別のルート」を経る人とがいることを、知ってしまう。とりたてて優秀と思われていない人が人気企業に内定し、その後で「お父さんが有力者だったから」というウワサを聞くのは、今も昔もあることではないだろうか。

 例えば、元フジテレビアナウンサー・高橋真麻。父親が大物俳優・高橋英樹であることから、ネットで「コネ入社」だとバッシングされた。『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)に出演した真麻は、当時を振り返って「ラーメンの麺2本くらいしか食べられない」ほど、精神的に追い詰められていたことを告白する。局内の立場も微妙だったようだ。「態度が悪い」とウワサを流されて上司に怒られたり、仕事は顔の見えないナレーションしかない時期もあったと『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)で明かしていた。

 しかし、真麻は父・英樹から「誰がやってもいい仕事こそ、頑張りなさい」というアドバイスを受けて、地道に信用を築いていく。時代が、“非リア充ウケ”――リア充は疎まれ、非リア充が親近感を抱かれるようになってきたこともあって、バラエティで芸人のような仕事をこなし、自虐ネタで笑いも取れる“女子アナらしくない女子アナ”真麻に注目が集まることに。そして、フリーになっても仕事が途切れない勝ち組女子アナとなった。真麻が本当にコネ入社なのかそうでないかはわからないが(フジテレビは民間企業なので、縁故採用をしても法律違反ではないはずだ)、「コネ」とみなされることで、ほかの人の何倍も苦労をしたと言えるのではないだろうか。

 しかし、真麻のようにコネ疑惑を払しょくできる、もしくはコネを使ったとしても、それを上回る結果を出せる人は、本当に稀だろう。

 明石家さんまと大竹しのぶの娘で、「芸能界最強の二世」とも呼ばれたIMALUは、親のご威光で、デビュー直後から、モデル、製菓会社のCM、『おしゃれイズム』(日本テレビ系)のメインゲスト、『A-studio』(TBS系)のアシスタントMCといった具合に、「いい仕事」を獲得するが、アシスタントMC は1年以内にクビを切られるなど、いずれも結果を出せず。コネを使えばデビューすることはできても、コネで仕事をつなぎとめることはできない。芸能界は実に厳しい世界と言えるのではないだろうか。

堕落論
坂口安吾と一文字違い

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