「これだから芸能人は……」という発言の数々

小倉智昭、たむらけんじ、高橋真麻……吉本闇営業問題に言及して集中砲火!

2019/06/28 20:29
立花はるか
『とくダネ!』(フジテレビ系)公式サイトより

 6月7日発売の「フライデー」(講談社)報道により発覚した、お笑い芸人の反社会的勢力への闇営業問題。2014年末に開催された振り込め詐欺グループの忘年会に、カラテカ・入江慎也が仲介役となり、雨上がり決死隊・宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号・田村亮など複数の芸人が参加し、闇営業を行っていたことが発覚。

 入江は同月4日付で所属する吉本興業から契約解消され、宮迫ら11人の芸人には「厳重注意処分」が下されたが、その後、宮迫らが金銭の受領を認めたため、状況が一変し「謹慎処分」に。さらに、28日発売の同誌には、スリムクラブが暴力団関係者のパーティーに参加した様子が写真付きで掲載され、27日付で無期限謹慎処分が下されることになった。

 連日ワイドショーを騒がせている芸人による反社会勢力へ闇営業問題だが、騒動に言及し、株を落としたタレントがいる。その一人が『とくダネ!』(フジテレビ系)でMCを務める小倉智昭だ。

 小倉は26日放送の同番組でこの話題に触れ、「営業能力がない事務所が多い、登録だけ多い、そういう所はこういうケースが増えてくる」とタレントが闇営業せざる得ないようなプロダクションであると吉本側を批判するような持論を展開した。

「しかし、問題視されているのは、闇営業を行っていたということよりも、営業先が“反社会的勢力”だったこと。そのため、ネットユーザーからは『人を騙して儲けた金の話をしているのに論点が違う』『事務所のシステムというより、反社会的勢力への営業が問題なんじゃないの』という批判の声が続出しました」(芸能ライター)

 また、お笑い芸人のたむらけんじは、24日放送の情報番組『ミント!』(MBS毎日放送)のコメンテーターとして出演した際、芸人の謹慎処分に対する疑問を明かし、物議を醸した

 たむらは、「批判されることを覚悟で言うけれど」と前置きした上で、「一番悪いのは詐欺集団」とコメント。さらに、「SNSも含めて、そっちへ(詐欺集団)の批判よりも、ミスした……犯罪も犯してない人たちへの批判の方が多いというのは、世の中いま、どないなってんねんと思う」と、闇営業を行った芸人を擁護するような発言をした。

「たむらの発言に、ネット上からは『悪いのは詐欺集団だけど、会社に秘密でお金をもらうのもモラル違反』『詐欺で得たお金をギャラとしてもらっている時点で同罪レベル』『会社に嘘の説明をしていたことは、批判されても仕方ない』という指摘が相次ぎました」(同)

 25日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)にコメンテーターとして出演したフリーアナウンサーの高橋真麻は、「営業に行ってる中にたまたま反社会的勢力があって、運が悪かったんだなって感じですね」と発言。その後、ネット上を中心にこの発言に批判が集まったが、同じ日の『バイキング』(フジテレビ系)に出演した高橋は「『同業者としてちょっと運が悪かった部分もあるんじゃないかな』と言ったんですけど。そしたらネットですごく叩かれていまして」とあっけらかんとした様子でコメントした。

「真麻の不適切な発言に、ネットユーザーからは『論点ズレすぎていて、コメンテーターをやっているのが謎』『身内に甘い発言はテレビで言うべきじゃない』『自分の発言に責任を持ってほしい』と厳しいコメントが飛び交いました」(同)

 騒動の収束が見えてこない闇営業問題だが、コメンテーターには一般の感覚を持ったうえで発言してほしいものだ。
(立花はるか)

最終更新:2019/06/28 20:29
たむらけんじのホンマは教えたくない味が!満足度が!オカンが!A級大阪グルメガイド
この人たちの発言を見ると、誰でもコメンテーターになれそうだよね
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