『テラハ』レビュー

【テラスハウスレビュー】「目を閉じればセックス」莉咲子と流佳、際どすぎる会話への戸惑い

2019/06/16 16:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(Netflix先行配信)公式サイトより

 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』。現在、Netflixにて「TOKYO 2019-2020」が配信中で、ファンは個性豊かな面々の恋愛模様を、一喜一憂しながら、固唾を呑んで見守っている。そんな『テラハ』を愛する“テラハウォッチャー”が、6月前半の配信分から、グッときた“名(珍)シーン”をピックアップし、思いのままにレビューする。

山ちゃん、結婚直前のビジネス非モテ(第4話)

 まずは、スタジオメンバーの南海キャンディーズ・山ちゃん(山里亮太)が女優の蒼井優と結婚した件に触れたい。第4話の配信は結婚発表の数日前。山ちゃんは、いつも通り非モテ・非リア充代表として、メンバーに悪態を吐いていた。

 「顔が赤くなってしまって女性とうまく話せない」というキャラで入居してきたものの、天性の女たらしっぷりでモテモテのアルバイト・流佳。その流佳を、山ちゃんは「こういうの一番嫌い! 女と話すと顔が赤くなるとか言って“俺たちの村”に入ってきて、クソ!」「圧倒的な敗北感で自分が嫌になってくる」と、“非モテの村”を荒らす者として糾弾していたのだった。視聴者の多くは、結婚報道を耳にしたとき、祝福するとともに「“俺たちの村”の村長ぶっておいて蒼井優と結婚とは! 流佳よりひどい村荒らしだ!」とも思ったことだろう。

 しかし、蒼井優もテラハファンとのこと。山ちゃんに幸せが訪れたことは本当におめでたい。将来の目標を聞かれた流佳が「ヒーローになりたいかな」と言ったシーンでは、山ちゃんは「いや、マジでそう思ってるなら人命救助の勉強とかしてんの? 介護の勉強とか。人の命を救いたいヤツがそれやってる? ライフセーバーの資格持ってる?」と素晴らしいツッコミを入れていた。蒼井優のハートを射止めても非モテメンタルは持ち続けて、これからも我ら村民を率いてもらいたい。

テラハ名物、味のあるおっさん新登場(第4話)

 入居者とはまた別に、湘南編の小嶋さん(菅谷哲也のアルバイト先「鎌倉ロコマート&ガーデン」のオーナー)、軽井沢編の富男さん(佐藤つば冴の父で、日本料理と蕎麦の店「冴沙」を経営)等、テラハには「味のあるおっさん」が登場する。今回の東京編でも、新たな味のあるおっさんが現れた。その名も大工の山田さん。俳優の翔平がアルバイトする内装工事現場の監督を務める山田さんは、ヒゲで角刈り頭、耳に鉛筆をひっかけ、竹原ピストルを彷彿とさせるTHE職人である。

 「俳優のほかにもいろいろやっていきたい」と話す自称・マルチな翔平を、「おめえ、相変わらずぼんやりしてんだね。全部やりたいって、そんなうまくいかねーっつう話だろ、おめえ」とバッサリ。翔平が「僕、器用貧乏みたいに言われたことがあったりして。でも、それはそれでいいのかもなって」と返すも、「おめえ、貧乏なだけで器用じゃねーけどな、言っとくけど」と鮮やかに追い打ちをかけた。素敵……。

 その後、地味にへこんでいる翔平にも人間味を感じた。山田さん、どうかこれからも定期的に登場して、翔平を大人の男にしてやってください。

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