[ジャニーズ・メディアの裏側]

ジャニーズ、ジュリー副社長の弱点は「正論が通じること」――不祥事タレントめぐるテレビ出演の変化とは

2019/06/03 08:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

NEWS・小山の降板でジュリー副社長が見せた対応

「昨年6月、未成年女性との飲酒問題により、キャスターを務める日本テレビ系『news every.』への出演を自粛、そのまま番組に復帰することなく、12月に降板となったNEWSの小山慶一郎の一件が、その変化を象徴しています。小山が番組から姿を消しても、番組視聴率にまったくといっていいほど影響がなく、『高いギャラを払ってまでジャニーズを使わなくてもいいのでは』という考えが日テレ内の主流となっていきました」(日テレ番組関係者)

 変化の背景には、ジャニー&メリーの喜多川姉弟から、メリーの実娘、藤島ジュリー景子副社長に事務所運営の権限が移ってきたことが、大きく影響しているようだ。

「ジュリーは、小山の降板に関して『それなら代わりにこのタレントを』と強引に提案してくることもなかったといいます。メリーや、SMAPを育てた飯島三智マネジャーであれば、『なら、うちのタレントはもう出さない』と言い出しかねませんが、ジュリーはそこまで強硬な姿勢はとれず、むしろこちらの正論が通じてしまう。この様子を見ると、不祥事を起こしたタレント本人はもちろん、局の期待する結果を出していないジャニーズタレントが情報番組から姿を消す可能性は十分にありそうです」(同前)

 ジュリー体制になり、ある意味、まともな会社になってきたようにも見えるが、正論が通じないからこそ“アイドル帝国”が守られてきたわけである。今後、ジャニーズの弱体化は避けられそうにない。

最終更新:2019/06/03 08:00

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