人間と怪物の切ないファンタジーロマンス映画『シェイプ・オブ・ウォーター』DVDプレゼント

　サイ女読者の皆さま、『シェイプ・オブ・ウォーター』という映画をご存じでしょうか。本作は「第74回ベネチア国際映画祭」の金獅子賞、「第90回アカデミー賞」の作品賞ほか4部門を受賞した名作ファンタジーラブストーリー。人間と半魚人のような“怪物”が、さまざまな壁を乗り越え、真の愛を貫く本作は、現代版“美女と野獣”とも言えます。一体どのような内容となっているのでしょうか。早速あらすじを見てきましょう！

　1962年、冷戦下のアメリカ。政府の極秘研究所「航空宇宙研究センター」で、清掃員として働く女性・イライザ（サリー・ホーキンス）は、センターに密かに運び込まれた不思議な生き物を目撃する。アマゾンで神のように崇拝されていたという、人間ではない“彼”の特異な姿に心をすっかり奪われたイライザは、こっそり会いに行くように。イライザは“彼”に好物のゆで卵を提供したり、レコードを聞くなど、楽しい時間を共にする。幼少期のトラウマから声を出せないイライザだったが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は不要で、二人は少しずつ心を通わせていく。その矢先、イライザは“彼”が実験の犠牲になることを知り……。

　監督のギレルモ・デル・トロはインタビューの中で、「映像の色彩は、綿密に計算している」と語っています。イライザの暮らすアパートの色は青、壁紙は魚の鱗で常に水中にいるかのようなカラーになっており、鱗のデザインは北斎が描いた大きな鯉から取っているとのことです。ストーリーはもちろんのこと、カラーにも注目して、鑑賞したいですね。

　今回は、映画『シェイプ・オブ・ウォーター』のDVDを3名の方にプレゼント。　残酷だけど美しいダークファンタジーをご自宅で楽しむのはいかがでしょうか？　サイ女読者の皆さま、奮ってご応募くださいね。お待ちしております！

※6月10日正午〆