若い世代が台頭!

「男性に簡単に与えてきた愛と許しを、自分に」――いま言動が注目されている若手セレブ・フェミニストは!?

ローワン・ブランチャード(17)

 
 
 
 
 
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 2015年に、フェミニズムを推進する団体「女性財団」と米女性誌「Cosmopolitan」がオンライン投票をもとに選出する、「フェミニスト・セレブ・オブ・ザ・イヤー」の第1位に、前出のアマンドラ・ステンバーグと共に輝いたローワン。

 ローワンは米ディズニー・チャンネルの青春ドラマ『ガール・ミーツ・ワールド』に主演したことで一躍人気者になった子役。活動家としては、15年、わずか13歳の時に社会問題となっていた「ホワイト・フェミニズム」についてSNSで熱弁したことで大注目を集めた。

 ホワイト・フェミニズムとは、「女性差別を訴えるけれど、黒人やヒスパニック、アジア人女性を人種差別する、白人優先のフェミニスト」のこと。ローワンはインスタグラムなどに、「黒人女性が経験している性差別と不平等は、白人女性が経験している性差別と不平等とはまったく異なるもの。ヒスパニックの女性たちが経験している性差別や不平等とも違う」と投稿。「白人女性が78セント~1ドル稼げるところ、ネイティブ・アメリカンの女性は65セント、黒人女性は64セント、ヒスパニック女性は54セントしか稼げないのよ」と説明し、「白人のフェミニストたちが『男女差別は許せない!』とそのことをだけを繰り返し言うのは、真のフェミニストではない」と痛烈に批判。白人以外の女性たちは性差別だけでなく人種差別も受けていることを考慮し、その点も訴えるべきだと呼びかけた。

 このローワンの発言に、若きフェミニストの第一人者であり、国連で男女平等を訴えた女優エマ・ワトソンもツイッターで「核心を突いている」と絶賛。ローワンはエマが発足させた国連の男女平等を訴えるキャンペーン「He for She」活動にも積極的に取り組んでおり、彼女たちは“フェミニスト・ガールズ・パワー”だと話題になっている。

 ローワンは、17年に米誌「TIMES」の「最も影響力があるティーン30人」にも選出され、ティーン活動家として注目を集め続けている。

クロエ・モレッツ(22)

 
 
 
 
 
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 映画『キック・アス』(2010)の“ヒット・ガール”役で世界的に大ブレイクしたクロエ。だが、おごることなく、男女平等を訴えるフェミニストとしても知られている。

 16年に米ファッション誌「Glamour」のインタビューで、仕事で世界中を回り、さまざまな文化に触れたことにより、フェミニズムの定義を明確に知ることができたと告白。「フェミニズムとは、すべてのジェンダー、全人種、置かれている経済状況関係なく、主張できるものだとわかった」「でもね、男性を攻撃したり嫌ったりするということではないの。(自分がフェミニストであることにより)男を嫌っているとは思われたくないわ」と明かし、「仕事面では、ジェンダー的に平等な映画を製作したいと思っている。男優・女優どちらでも演じられる役が登場する作品を手がけたいわ」と意欲を見せた。

 クロエはまた、米カルチャーサイト「Complex」のインタビューで、当時、歌手テイラー・スウィフトが美しいセレブ友達と作り上げていた“テイラー軍団”について、「あれは派閥」とぶった斬り、「フェミニズムとは、ただ女性がパワフルになればいいというものじゃない。すべての人種とジェンダーが平等にパワフルになること」だと断言。

 16年の米大統領選挙ではヒラリー・クリントン候補を支持。当時交際していたブルックリン・ベッカムと応援に駆け付け、スピーチを行ったことも話題になった。その頃、出演した深夜トーク番組では、「最近、『フェミニストだとバレたら、ほかの人たちと対立するんじゃないか』と恐れて声を上げない若い子が増えている。でもね、ジェンダー・ニュートラル(男女いずれにも偏らない考え方)なんだって思えばいい」とも発言。偏見を持たれやすいフェミニストのイメージを変える発想だと称賛された。

 クロエには4人の兄がいるが、うち2人は同性愛者。この2人の兄は学校でひどいいじめに遭っていたそうで、クロエは兄たちの前に立ちはだかって闘ったとのこと。この経験から、男女平等だけではなく、どんなセクシュアリティも平等であるべきだと主張し続けている。

最終更新:2019/05/26 19:00
私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない
若い人の口をふさがない風潮がとにかくうらやましい

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