知られざる女子刑務所ライフ64

元女囚が教える「シャブ屋」の1日――シティホテル暮らしで、月に600万円稼ぐ者も

2019/05/05 16:00
中野瑠美

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■ムショで一緒だった尾上縫さんについて話した

 連休はいかがお過ごしですか? まずは宣伝です。

 イースト・プレスから『女子刑務所ライフ!』を出版させていただいてから1年になりますが、なんと岩波新書でも紹介していただきました。『バブル経済事件の深層』(奥山俊宏・村山治著)という本です。

 少し前に取材を受けたんですが、よく意味わかってなくて(すみません)、「新聞に載るんかな?」と思ってたんです。でも、送っていただいたら本やった、と。ちゅうか岩波新書……ぶっちゃけ知りませんでしたよ。担当の編集者さんたちから「すごいじゃないですか!」と褒められて、やっとすごさがわかったくらいです。

 当時は子どもだったんで、あんまり関係なかったんですけど、80年代バブル期って、今もわりとブームですよね。『女子刑務所ライフ!』に、ムショで一緒だった“バブルの女帝”尾上縫さんのことを書いていたので、「尾上さんについてもう少し聞かせて?」と連絡があったんです。いろいろお話しさせていただいたんで、興味ある人は読んでみてくださいね。

女子刑務所ライフ!
12年おつとめした人の見解です
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