スターの落ちていく姿は見たくない!

BTS世界的成功のウラで――東方神起、BIGBANGと相次ぐ人気K-POPアーティストの“醜聞”

2019/04/20 15:00
立花はるか
スンちゃん……!

 韓国の男性ヒップホップグループ・BTS(防弾少年団)の新アルバム『MAP OF THE SOUL:PERSONA』が世界的大ヒットを記録している。4月12日に世界同時発売された今作は、予約時点で世界300万枚を突破し、発売直後には全世界84カ国および地域のiTunesのアルバムチャートで1位記録。K-POP始まって以来の世界的成功を収めているが、その一方で、K-POPアーティストの先達が本国で立て続けに大きな騒動を巻き起こしている。

 3月11日、日本でもドーム公演をするほどの人気グループ・BIGBANGのメンバー・V.Iが、「社会的物議を醸した事案があまりにも大きく、芸能界引退を決心しました。捜査中の事案においては、誠実に取り調べを受け、すべての疑惑を明かすようにします」とインスタグラムにつづり、引退を表明。グループでのアーティスト活動のほかに、経営者としての一面もあるV.Iは、経営するクラブが凋落のきっかけとなった。

「クラブで発生した暴行事件を機に、V.Iの性接待疑惑や売春斡旋、警察署長との癒着、横領などが続々と明るみに。さらに、K-POPグループ・FTISLANDのメンバーも共に売春を斡旋していたことや、同じくK-POPグループ・CNBLUEのメンバーらも、V.Iを中心としたカカオトークのグループチャットで、性行為の盗撮動画や画像を共有していたことが発覚。V.Iだけでなく、親交を持っていた人気アーティストや人気俳優のスキャンダルが芋づる式に明らかとなり、騒動は収束の気配がありません。盗撮被害者として名前が流布される二次被害も生じています」(芸能ライター)

 V.Iはグループを脱退し、芸能界からも引退を発表したが、日本のファンからは「引退は、きっとスンリの意思じゃないと思う」といった声や、「スンリ(V.I)のことがいろいろ報じられるのがつらくて、ネットが見られない」などの嘆きが上がっている。

 また、日本にK-POPブームを巻き起こした立役者、東方神起の元メンバーでJYJのユチョンは、現在、麻薬使用疑惑の渦中にいる。

「騒動の始まりは、元恋人が麻薬使用の疑いで逮捕されたこと。この女性が、ユチョンとともに麻薬を使ったと供述したため、警察がユチョンの自宅などを家宅捜索。4月10日、会見の席上で『私は決して麻薬はしなかった』とユチョンは疑惑を否定したものの、17日には警察で取り調べを受けています。警察は、ユチョンがATMで売人のものとされる口座に数万円を入金し、その後、薬物とみられる物を回収する姿を収めた監視カメラ映像を確保したとのことで、本人は、女性に頼まれて入金したと説明したとか。簡易薬物検査では陰性判定だったものの、まだまだ騒動は拡大していきそうです」(同)

 日本のファンからは「麻薬の真偽はともかく、V.Iと警察の癒着問題が騒がれないように、警察が世間の目を逸らそうとしているのでは」「元恋人の女にはめられた」という声が続出。

 相次ぐ不祥事にK-POPファンからは「スンリもユチョンもめちゃくちゃ好きだから、もう心がズタボロ」という悲鳴も聞こえてくる。韓国芸能界を揺るがしている2つの事件は、どんな結末を迎えるのだろうか。
(立花はるか)

最終更新:2019/04/20 15:00
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これも世代交代の一つなのか……
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