女のための有名人深読み週報

博多大吉、『あさイチ』ゲスト・森高千里に対する一言に露呈した「男尊女卑」な素顔

博多華丸・大吉公式プロフィールより

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます

<今回の有名人>
「森高サンが歌うなら手拍子できるけど、『マジにオバさんになってんじゃん』って人が歌っても……」博多華丸・大吉 博多大吉
『あさイチ』(NHK、4月12日)

 オトナの優しさに、悪意は不可欠。かつてこの連載で、博多華丸・大吉の博多大吉について、そう書いたことがある。人に何かをしてあげるとき、「自分がしてあげたいことをすれば、相手も喜ぶ」と考えるのではなく、「自分の行為に、相手は嫌な思いをするかもしれない」と、相手側の悪意にまでを想像めぐらすことにより、双方の精神的負担が減らせるという意味で書いたつもりだったが、この考え方の盲点は「自分が経験したことがベースになる」がゆえに、未経験のことに対しては、他者の悪意に想像が回らないことだろう。

 熟練した漫才の腕を持ち、笑いを取る。九州出身で、関西芸人のようなどギツいつっこみをせず、東京進出をしてきたのも35歳を過ぎてから。そんな背景から、博多華丸・大吉に対して、オトナで温和なイメージを持つ人も多いだろう。そこが買われて、『あさイチ』(NHK)の司会に起用されたのかもしれない。視聴率も好調なようだが、明らかに不得手な部分もある。それは「たまたまその性に生まれついたことで、受ける差別」に関して、まるで共感性がないことだ。

 もともと、このコンビ、特に大吉は女性への感覚が偏っているタイプなのではないだろうか。

 東京進出を果たしてまもなく、華大が今ほどブレークしていない頃、大吉が『おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ)に出演していたことがある。大吉は「スターバックスにカップルで行った際に、ソファー側に座るオンナが許せない(オトコの方がソファーに座るべき)」といった旨の話をしていた。このほかにも、番組名は失念したが、大吉が飲み会で「あのグラビアアイドルが、番組中オレに色目を使ってきた」と自慢していたことを、後輩にテレビで暴露されるなど、頭の中は「ザ・九州男児」と言うべきか、なかなかマッチョ思想の持ち主であることをうかがわせる。しかし、さすがベテランらしく、証拠を滅多に残さないというか、はっきりしたエピソードでそれを感じさせられることは、ほとんどないと言っていいだろう。

 しかし、『あさイチ』のキャスターに就任してから、「やっぱり、この人……」と徐々に露呈されることが多くなっているように感じる。

 例えば、性的同意について特集した時のこと。性被害を防ぐため、カップルでも夫婦でも、キスやハグ、性行為はお互いの同意を確かめた上で及ぶというのが海外のスタンダードになりつつあるが、日本ではそれほど浸透していない。そもそも、日本は性について話すのがはばかられる風土なため、相手に伝えたくても伝えられないという専門家の意見が出た。するとまず華丸は「そこが日本の奥ゆかしさというか、大和撫子というか」と答えるなど、「性についてあれこれ言うオンナは、はしたない」とでも言うような本人の女性観を披露してしまう。大吉は大吉で、性的同意チェックリストのフリップを見せられると、「いちいち言わないといけない?」とした上で、「僕らが年取っちゃってるし、ある程度落ち着いているんで。若い時とかまっしぐらになっちゃうこともあるから」と、性活動が活発な若い世代への啓発が必要と発言したが、50代でも60代でも、性的な接触を持つのであれば、相手の同意は必要なのである。そこが抜け落ちてしまうのは、大吉が「セックスはオトコが選んでするもの」といった考えの持ち主、すなわち「男尊女卑」の価値観を強く持っているからだろう。

年齢学序説 / 博多大吉
大吉先生に失恋した気分です

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