インタビュー

バイトテロを起こす若者は「自分に自信がない」……臨床心理士が“悪ノリ”する理由を斬る!!

2019/03/30 17:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
Photo by JORRY BABSON from Flickr

 飲食店やコンビニなどで働くアルバイトの従業員が、職場での“悪ふざけ”動画をSNSに投稿して大炎上を巻き起こす「バイトテロ」。過去にもこうした騒動は起こっていたが、今年に入ってから炎上が頻発し、「社会問題化している」と言われるようになった。

 今年1月、牛丼チェーン「すき家」のアルバイト男性が、氷を店内に投げる、お玉を股間に当てるなどする行為を撮影した動画をインスタグラムのストーリーにアップし、その後、Twitterに動画が転載されて炎上、運営元のゼンショーホールディングスが謝罪するに至った。2月には、回転ずしチェーン「無添くら寿司」のバイト従業員が、一度ゴミ箱に捨てた魚を再びまな板に乗せるという動画を、同じくインスタグラムのストーリーに投稿して炎上。くらコーポレーションは、これに関わった従業員2名を退職処分とするとともに、刑事・民事での法的措置を取る準備に入ったと報告している。

 ほかにも同月、コンビニチェーン「セブン-イレブン」や「ファミリーマート」で、バイト従業員がそれぞれ「おでんのしらたきを口に入れて戻す」「商品のペットボトルの飲み口を舐める」といった動画をSNSに投稿して問題となり、企業が謝罪。外食チェーン「大戸屋」でも、バイト従業員がズボンを下ろしてアキラ100%のモノマネをする動画が炎上し、同社はこれを受け、全店を1日休業し、再発防止のための勉強会を実施している。

 企業としての信頼を失墜させるバイトテロ……世間は、こうした騒ぎを起こす従業員を強く批判し、「若者の愚行」などと指摘しているが、果たして“若さゆえ”の過ちと言ってしまってもいいのだろうか。年を重ねれば、改心されるものなのか。今回、臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈氏に話を聞いた。

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だいたい仲間内で大爆笑のネタって面白くないよ
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