ビリー・ポーターからBTSまで！　2019授賞式シーズン、セレブのユニーク写真

ビリー・ポーター

　今回のアワードシーズンのレッドカーペットで話題を独り占めしたのは、ミュージカルから映画まで幅広く活躍する歌手／俳優のビリーだった。AFI授賞式では、ノミネートされた出演中のテレビドラマ『POSE』で描かれた「1980年代のニューヨーク・ダウンタウンに生きるLGBTQIA（レズ、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クィア、インターセクシャル、アセクシャル）」たちに敬意を払い、黄金のカルバン・クラインのロングドレスを着用。頭には流行のレオパード柄のスカーフを巻き、サングラスをかけポーズを決めた。

ビリー・ポーター

　ゴールデン・グローブ賞授賞式では、デザイナーのランディ・ラームが6カ月かけて作り上げたという美しい刺繍が施されたスーツで登場。「女性がズボンをはいてもなにも言われないのに、男性がドレスを着るとドン引きされる。今回のゴールデン・グローブでそうだった」「何キョドってるの？　あららボク、（レッドカーペットの）通行を止めちゃったね。本当、この衣装のおかげですべてが変わった」と、見た人の偏った価値観を揺るがしたことを実感できたよう。写真は同伴した夫アダム・スミスとのツーショット。

ビリー・ポーター

　放送映画批評家協会賞授賞式での、リボンの付いたタキシード・ジャンプスーツは、「ジェンダーフリー」をうたうデザイナーが手がけたもの。昨年からビリーの元で働いているスタイリストは、米経済誌「フォーブス」に、「どの衣装にもふさわしい時と場所というものがある。ドレスの日、スーツの日、両性具有の日という具合にね」と語っており、この衣装は「両性具有日用なのでは？」と話題に。

ビリー・ポーター

　アカデミー賞授賞式のタキシードドレスは話題騒然となったが、ビリーは「自分はドラァグクイーンではない。“ドレスを着ている男”というだけ」と発言。精悍な顔つきだが、女性顔負けのエレガントな雰囲気も漂っており、その自信あふれる表情が一番のファッションポイントだと大絶賛された。

ビリー・ポーター

　ドレスを着ることで、「LGBTQAIをもっと理解してほしい、受け入れてほしい」と呼びかけたビリー。アカデミー賞での移動はカートで行い、49歳にしてシンデレラの気分を味わったと喜びを隠せないコメントをインスタグラムに書き込んでいた。

スパイク・リー

　『ドゥ・ザ・ライト・シング』で初ノミネートされてから約30年、白人至上主義団体「KKK」に潜入した黒人刑事を描いた『ブラック・クランズマン』で、念願のアカデミー賞を獲得した映画監督のスパイク・リー。プレゼンターで、自身と同じくモアハウス大学出身の名優サミュエル・L・ジャクソンに抱きつき、大喜びした。

スパイク・リー

　脚本賞を受賞した『ブラック・クランズマン』エンドロールのBGMに起用したのは、2016年に急逝したプリンスの「Mary Don’t You Weep」。心揺さぶられる歌を残してくれた友人に敬意を払い、アカデミー賞にはプリンスの色であるパープルのスーツに帽子、ロゴ・ネックレスをかけ出席した。

アシュリー・グラハム

　米「ABC」局のアカデミー賞授賞式レッドカーペット中継を担当したアシュリー。女性セレブはレッドカーペットではスリムで美しいドレスを着用するために無理なダイエットをするものだが、プラスサイズモデルのアシュリーはいつもと変わらないぽっちゃり姿で登場。健康的なアシュリーのボディが誰よりも美しいと話題になった。

ジェームズ・マカヴォイ

　映画『X-MEN』シリーズのプロフェッサーXとしておなじみのジェームズは、アカデミー賞授賞式で偶然赤いペンを拾い、着用した白いシャツに、シャーリーズ・セロン、サミュエル・L・ジャクソン、マイケル・B・ジョーダン、サラ・ポールソンらにサインを書いてもらった。このシャツはチャリティーオークションに出品するとのことで、ネットでは「ナイスアイディア！」などと絶賛されていた。

ダコタ・ファニング

　動画ストリーミングサービス「Netflix」で配信中の出演作『エイリアニスト』が、ゴールデン・グローブ賞のテレビ部門リミテッド・シリーズ／テレビムービー作品賞にノミネートされたダコタ。レッドカーペットには、淡いブルーのシックなイブニングドレスを着て登場し、光り輝くジュエリーに負けない美しさだと話題を集めた。なおドレスに隠れて見えないが、ジミー・チュウのハイヒールを履いていたとのこと。インスタグラムでは「靴を履くのに4人がかりだったのよ！」と告白した。

リッキー・マーティン

　画家のジュワン・ヨセフと同性婚したリッキーは、クリスマス・イブに代理母出産で娘が誕生したばかりで、ゴールデン・グローブ賞授賞式のレッドカーペットでは「生後12日目になる娘」について語りまくり。インスタグラムにも、授賞式に行く準備をしながらベビーカーを揺らしてあやす写真を投稿するなど、娘への愛にあふれていた。

リッキー・マーティン

　リッキーは今年のグラミー賞授賞式のオープニングを飾った、歌手カミラ・カベロのパフォーマンスに参加。ヒゲをたくわえた彼のセクシーな腰のくねりとダンスステップに誰もがほれぼれとした。そんな彼がこの授賞式にお伴してもらったのは、10歳になる息子マッテオ。美形親子だと話題になった。

クリスティン・ベル

　「Netflix」で配信中のコメディドラマ『グッド・プレイス』で、今年のゴールデン・グローブ賞のテレビ部門ミュージカル／コメディの主演女優賞にノミネートされたクリスティン。授賞式当日の朝、「人間らしく食べてから、キツキツのフォーマルドレスをなんとかして着るのが鉄則だよね」と冗談めかしながら朝食をパクリ。その後はインスタグラムのストーリーで、「ブレスレットが入らない！」とむくみを取るために手を冷やす写真を流すなど、準備がどれだけ大変なのかを見せてくれた。

クリスティン・ベル

　「Netflix」で配信中のコメディドラマ『グッド・プレイス』で、今年のゴールデン・グローブ賞のテレビ部門ミュージカル／コメディの主演女優賞にノミネートされたクリスティン。授賞式当日の朝、「人間らしく食べてから、キツキツのフォーマルドレスをなんとかして着るのが鉄則だよね」と冗談めかしながら朝食をパクリ。その後はインスタグラムのストーリーで、「ブレスレットが入らない！」とむくみを取るために手を冷やす写真を流すなど、準備がどれだけ大変なのかを見せてくれた。

カーディ・B

　今年のグラミー賞授賞式レッドカーペットは、飛ぶ鳥を落とす勢いのカーディ・Bの一人勝ちだった。着用したのは、彼女のスタイリストが大ファンだというティエリー・ミュグレーが1995年にデザインしたドレス。個性的なドレスを着こなし、堂々たるポージングで集まったカメラを独占。神妙な顔で寄り添う夫でラッパーのオフセットを見て、「2人の力関係を見た」と感じる人も多かった。なお去年はオフセットの浮気で大揉めした2人だが、レッドカーペットではベロチューもしており、完全復縁をアピールしていた。

ビービー・レクサ

　今回、念願だったグラミー賞最優秀新人賞にノミネートされ、大喜びしていたシンガーソングライターのビービー。式の約1カ月前に、「授賞式ではみんなブランドからドレスを提供してもらうんだけど、私は全部断られたの。太ってるから、あなたが着られるドレスはない、って。一般的なアメリカ人女性のサイズなのによ！」と、インスタグラムで怒りを炸裂させていた。そんな彼女だが、レッドカーペットには真紅のゴージャスな「Monsoori」のドレスを着て登場。息をのむ美しさで、「どこが太ってるんだ！」とファッション業界をバッシングする声が上がった。

ケイティ・ペリー

　世界的人気を誇る歌手で、過去10年間で13回もノミネートされているのに、まだグラミー賞を獲得していないケイティ。今回はミュージック・パーソン・オブ・ザ・イヤーに選出されたドリー・パートンのパフォーマンスに参加したのだが、レッドカーペットで着用したフランスのブランド「バルマン」の淡いピンクのドレスが大不評。「ペンキを塗るローラー？」「ティッシュで作られた飾りみたい」と散々な言われようで、ネットにはコラージュ画像があふれた。

　2017年から家族公認の交際をしており、結婚はしていないものの夫婦同然に扱われているジェニファーと元プロ野球選手のアレックス・ロドリゲス。どこに行くにも一緒の2人は、グラミー賞にも仲むつまじく出席。アレックスは写真撮影係に徹し、レッドカーペットでも授賞式の最中も、ジェニファーの写真を撮りまくっていた。

ジェニファー・ロペス
　2人はアカデミー賞授賞式にも一緒に出席。実はアレックスは同授賞式に出席するのは初めてで、緊張していたのかレッドカーペットをウロウロ。ジェニファーに「こっちよ！」と手で指示され、おなかをポンポコ叩いておどけながらジェニファーの横に行く姿が、「かわいい～」と女性から好評を得ていた。

アリシア・キーズ

　14年ぶりとなるグラミー賞授賞式の女性司会者に選ばれたアリシア。授賞式では2台のグランドピアノを使い、歴代グラミー受賞曲と自身のヒット曲「エンパイア・ステイト・オブ・マインド」をメドレーし、会場を大いに沸かせた。レッドカーペットでは夫のスウィズ・ビーツと熱いキスを交わすなど、結婚9年目でも相変わらずラブラブなよう。

アリシア・キーズ

　「女性はメイクをして当然」という世間の認識を変えるため“脱メイク”しているアリシアは、女性機会不均等問題、人種差別問題などの社会問題に取り組む活動家としても有名。授賞式でもミシェル・オバマ、ジェイダ・ピンケット＝スミス、レディー・ガガ、ジェニファー・ロペスと並んでパワフルなスピーチを行い、女性の能力と存在感を全米に見せつけた。なお、今回の女性受賞者数は昨年と比べて82%アップしたと報じられている。

リリー・シン

　2017年のアメリカン・ミュージック・アワードで初対面し、18年に韓国ヒップホップアイドルグループ「防弾少年団（BTS）」が国連本部でスピーチした時にはユニセフ親善大使として出席するなど、BTSとなにかと縁があるユーチューバーのリリー。グラミー賞授賞式で久しぶりにBTSと再会を果たし、「メンバー全員じゃないけど！」と記念写真を投稿。BTSのファンを大喜びさせた。