心震える!

皇室ウォッチャー解説! 「ご在位三十周年記念式典」天皇陛下と皇后さま“3つの名シーン”

2019/02/27 10:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
『天皇皇后両陛下 ともに歩まれた60年』(クレヴィス)

 去る2月24日、東京・国立劇場で「天皇陛下ご在位三十周年記念式典」が行われた。4月のご退位を直前に控える中、今回の式典には国民の大きな注目が集まったが、皇室ウォッチャーX氏もまた、並々ならぬ思いをもって見ていたという。今回、X氏に「天皇陛下御在位三十年記念式典」で心にグッときたシーンを3つ挙げてもらった。

【その1】「象徴としての天皇像を模索する道」という天皇陛下のお言葉

 天皇陛下のお言葉の中にあった「象徴としての天皇像を模索する道は果てしなく遠く、私を継いでいく人たちが、先立つこの時代の象徴像を補い続けていってくれることを願っています」という部分が心に響きました。昨年12月23日のお誕生会見でも、「私は即位以来、日本国憲法の下で象徴と位置付けられた天皇の望ましい在り方を求めながらその務めを行い、今日までを過ごしてきました」とおっしゃっていましたが、陛下は「天皇は日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」と定められる現行憲法下で即位された初めての天皇なのです。

 これまで、天皇として平成の世を築くことに尽力されてきた陛下。多くの国民が、陛下に対して敬愛の念を抱いていることだと思います。しかし、ご本人の中では、まだ「模索している途中」であるとのこと。そんな天皇としての強い責任感や誇りを感じさせる言葉に、グッときました。もしかしたら、在位中にまだやり残されたことがあったのではないか……とも感じさせ、いかに陛下が国民のことを思ってくださっているかを実感しましたね。

平成のベストカップルである
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