【連載】美容整形Dr.高須幹弥に訊く!

高須幹弥先生と考える、「扇風機おばさん」ハン・ヘギョンさんが教えてくれたこと

2019/01/28 21:00

顔面肥大の原因は”非吸収性“の注入物

 ヘギョンさんの場合は、注入物もよくなかったですね。

 注入物には“吸収性”と”非吸収性“があり、ヒアルロン酸やコラーゲンは、基本的にはいずれ吸収されてなくなる”吸収性”なので、正しい使い方をすれば安心で安全です。一方、ヘギョンさんが注入していた大豆油やパラフィン、工業用シリコンなどは、永久に残る“非吸収性”。パラフィンやシリコンは、注入すると脂肪や皮膚に浸潤して固まってしまうため、取り出すこともできないし、皮膚自体がカチカチになって、除去する場合は皮膚ごと取り除かないといけなくなります。

 ただ、パラフィンや医療用のシリコンなどは、日本でも美容整形の黎明期には使っていたところもあるんです。現在は危険性の高さから使われていませんが、同じ”非吸収性“でも、医療材料を注入していたら少しはマシだったかもしれません。

■闇医者や悪徳医師に注意

 さらにヘギョンさんが最悪なのは、最初のほうで闇医者にかかってしまったこと。もし最初に訪れた美容整形外科がまっとうな医師のところだったら、コテコテの整形顔になった程度で、あそこまでひどくはならなかったはずです。

 現在の日本では、闇医者はかなり減っていますが、いまだに「闇医者で得体のしれないものを注入された」と来られる方はいます。闇医者は、医師免許を持たない人がマンションの一室などで勝手にやっているだけ。医者ではありませんから、近寄らないのがいちばんです。

 ただ、韓国旅行で、闇医者ではないはずのクリニックで異物を注入されたという人も少なくないんです。韓国は美容整形が盛んなだけに闇医者も多いですが、異様に安いなど、ちょっと怪しいクリニックでも注意が必要です。というのも、日本人はカモにされやすいから。

 ヒアルロン酸やコラーゲン製剤は原価が高いので、悪徳な医師は、原価の安い得体のしれないものを使って利益を得ようとします。本来ならすぐに問題化しますが、日本人なら、帰国した後わざわざクレームを言いに戻って来る可能性が低いし、訴えたくても言葉の壁や裁判の起こし方がわからないなどの理由からあきらめる人も多い。日本人の国民性として泣き寝入りしやすいということもあり、ターゲットにされやすいんですよ。

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