響きは栄転だけど

NGT48・山口真帆問題、今村氏は「取締役室」に異動――“いわくつき部署”と囁かれる背景

2019/01/19 11:45
NGT48公式サイトより

 1月18日付の「日刊スポーツ」が、NGT48・山口真帆の暴行事件をめぐり同グループの劇場支配人を退任した今村悦朗氏について、NGTなどを運営するAKS東京本社の「取締役室」付に異動していたことを報じた。これを受けて、ネット上では今村氏批判が加速しているが、関係者の間では「今村氏は“島流し”状態になった」との認識が広まっているという。

「山口は昨年12月、一部NGTメンバーと繋がりがあるとみられる男性らに暴行され、警察に相談するも、NGT運営から“被害妄想”として片づけられそうになっていたことで、今年1月8日深夜に自ら告発。ネット上で運営側の責任が問われる中、14日未明にNGT公式サイトで今村氏の異動などが発表されましたが、異動先までは明かされていなかった。18日になって『日刊スポーツ』が報じたところによると、異動先の『取締役室』はメンバーのマネジメントに直接関わる部署ではないそうです」(芸能ライター)

 事件発覚後、ネット上のファンは今村氏に対し「なぜ会見しないのか?」と、疑問の声を上げていた。そんな中で異動先が明らかになり、「自分だけ雲隠れした上に、東京本社に異動?」「『取締役室』に異動って、出世コースかよ!?」といったバッシングが続出している。

「山口の暴行事件は、もはや本人の被害以上に、今村氏を始めとした運営の対応の酷さや、犯人グループの正体、そして彼らと繋がっているメンバーの存在がクローズアップされています。特に今村氏は、“アイドルハンター”と呼ばれる一部ファンの行動を見て見ぬふりしたも同然と言えるので、非難を浴びるのも仕方ありません」(同)

 しかし、異動先の「取締役室」については、出世とは真逆の部署のようだ。実は以前にも、マスコミ関係者の間では有名だった人物が同室へ異動となり、その後すぐに辞めてしまったという“いわくつき”の部署だそうで……。

「その人物はメンバーとの交流も深く、ファンにもお馴染みの存在でしたが、裏では一部グループメンバーへの贔屓や、特定のファンへのチケット斡旋などが問題視されていたものです。結局、退社は異動が不満だったと言われており、『取締役室』は関係者の間で『窓際』、『島流し』と言われるように。つまり、今村氏の異動も“制裁”的な意味を持つのかもしれませんが、AKSの運営責任者兼取締役の松村匠氏は、14日の会見で“通常の人事異動”であることを強調していたため、隠ぺい体質を疑われる状況は改善されていません」(同)

 当初は淡々と公式の発表を伝えていたテレビや新聞も、次第に運営バッシングに傾いてきているだけに、何らかの形で誰かが責任を取ったことを開示しなければ、収集がつかないのではないだろうか。

最終更新:2019/01/19 11:45
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「取締役室」という名前なのに…
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