角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第176回

“家族”が増えて、フィリピン人スタッフによる家事代行サービスを利用することに……

2019/01/19 16:00
家族が増えて、フィリピン人スタッフによる家事代行サービスを利用することに……の画像1
新しい家族の松子です。ペットの金額ってなにを基準にしているのか謎です

 インフルエンザがピークを迎え、経営している保育園でも数人罹患した子どもが出ている状況です。近々園で「お別れ遠足」が行われ、大きい子のみキッザニアに行く予定なのですが、全員参加は難しそうです。みんな楽しみにしていたのにとても残念です。

 角川家では大きなニュースがありました。年末に自由が丘のペットショップでフレンチブルドッグちゃんと出会い、娘と婿の強烈な「飼いたい」コールで、年明けに新しい家族として迎えました。いやいやいや生体価格のみで80万円ですよ! 目玉が飛び出すかと思いました。

 「ペッツファースト」というペットショップは以前から高い! けど器量がいいと思っていましたが、まさか自分が買うとは思いませんでしたよ。購入前のホームステイが5,000円で可能ということだったので、上の子の梅子(パグ2才8カ月)との相性を確かめてからの購入です。2月に予定していた娘の誕生日旅行をキャンセルし(娘はもちろん納得)、なんとか購入に至りました。家族で香港に行く予定でしたが、家族全員ブランド好きなので、犬を買ったほうが安いのかもしれません。

 いまは毎朝犬小屋(ゲージ)の掃除から1日が始まります。前からいる梅子が嫉妬しないように、私は梅子をとてもかわいがるようにしています。ちなみにフレンチブルドッグの名前は松子です。祖母(私の母)が決めました。ホームステイ中、松子はうまく祖母に取り込み、晴れて祖母のOKが出て飼うことにしました。

 ゲージに入れているときはいいのですが、出すと、どこでもオシッコ、ウンチをしてしまいます。トイレットペーパーと除菌スプレーがあっという間に無くなり、拭いてはいるのですが、2匹の相乗効果でリビングが汚くなってしまいました。週1の家事サービスでは限界になり、ニチイのフィリピン人スタッフによるメイドサービスに手を出してしまいました! 12時間プラン週2回(毎回2名で担当)で、正直日本人よりかなりお安いです。安倍政権の外国人労働者受け入れ策を、現場でいち早く体験することになりました(笑)。娘にさえ「お帰りなさいませ」と声を掛けるものだから、「自分が偉くなったと勘違いしちゃう」とのことでした。介護、家事、保育はフィリピン女性が活躍できる仕事だと感じました。ベビーシッター事業でのフィリピン人雇用をすぐ考えます!

■体験を通して学んでほしい……畑がみつかりました

 先日、保育園で借りる畑が見つかり、契約してきました。いろいろ見に行ったのですが、キャンセル待ちをしていた、園から一番近い畑が借りられることになり、本当に良かったです。これで、豆まき→観察→収穫→加工まで教えられます。

 作物や生き物を育てる経験をさせたいし、理科的常識を机上ではなく、体験して覚えてほしいなと思っています。素人で畑仕事をしても収穫に至らないことが多いので、プロの園芸家の先生をお招きして、確実に収穫できるよう教えていただきます。畑を持つことはとても大変です。始まると今より忙しくなることは目に見えていますが、これも子どもたちのため! それが全てです。駒沢の森こども園に通って良かった、衾の森こども園に通って良かったと言ってもらえるように頑張ります!

角川慶子(かどかわ・けいこ)

1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では10歳の愛娘の子育てに奮闘中。

最終更新:2019/01/19 16:00
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