NGT48山口真帆の暴行被害、犯人は「メンバーの部屋から出てきた」との告発も

2019/01/09 20:00

アイドルグループNGT48のメンバー・山口真帆が昨年12月に暴行被害に遭っていたことが発覚し、騒然としている。これを「アイドルファンの暴走による事件」として報じるメディアは多いが、山口真帆自身が8日~9日にかけてネット上で告発した内容からは、到底「ファンが起こした事件」で済まないことが示唆されている。

 山口真帆は9日夜にSHOWROOMで配信した動画で、「悪いことしてる奴らは解雇するって(運営側が)言ってくれたのに、何も対処してくれない」「(事件から)一カ月待ったのに」と涙ながらに告白。動画は配信途中で中断されたが、その後、Twitterで事件のあらましを暴露した。

 それによれば、彼女は劇場公演を終えてマンションの自室に戻ると、玄関先で男2人に襲われた。犯行に及んだ男たちは「あるメンバー」に彼女の帰宅事件や部屋番号を教えられていたという。事件が起きてすぐ警察に通報し、犯人は逮捕されたが、彼女は「グループが大切だったから」この事件をNGTメンバーの身に起きたこととして発表ないでほしいと警察側に依頼。一方で、NGT運営陣には「全部対処、処分してくれると信じて」いたという。何の処分かというと、“彼女を襲うよう唆したメンバー”の処分である。

 彼女はツイートによれば、暴行された様子を克明に描写した長文も画像として投稿。男性のうち1人は、同じマンション内に住むメンバーの部屋から出てきたと記されている。NGTの劇場支配人は「警察からメンバーのことも全部聞いている」にもかかわらず、「山口真帆の被害妄想」だとしてこの事件を片付けようとしているという。

 これが彼女の憶測ではなく、警察側も把握していたとするならば、犯罪に関与したとしてその「あるメンバー」の名前も報道されてもおかしくないが、冒頭に記したように、この事件は多くのメディアで「ファンによる暴走」として報じられており、他メンバーの関与は否定されている。

 デイリースポーツは、<関係者によると、逮捕されたのは山口のファン2人。山口の自宅を割り出して3人で訪問したが、驚いた山口が大きな声を出そうとしたため、2人が手で口をふさごうとしたことで、駆けつけた警察官に逮捕されたという。男性側に性的暴行等の意図はなかったとされ、その後、不起訴になり釈放された。関係者は、他メンバーの事件への関与については否定した>と伝えている。

 山口の言い分と報道との乖離にファンも混乱しているのか、ネット上では、“犯人探し”が始まっており、特定のメンバーに罵声を浴びせるネットユーザーも出るなど、混乱が広がっている。山口は最後に以下のツイートをして以降、Twitterの更新を止めている。

<そしてNGT48のことどうか嫌いにならないで下さい。私が今まで決断できなかったのもNGT48のことを想ってでした。でももうだれも同じ想いをしてほしくなかったので本当のこと言うしかありませんでした。ごめんなさい。
真面目に頑張ってるメンバーもたくさんいます。
チームGのことよろしくお願いします>

 山口真帆は事件後である昨年12月22、23日の握手会を途中退場しており、今年1月6日の握手会は欠席している。このまま彼女が卒業してしまう可能性もあるが、この事件は「ファンの暴走がアイドルの心を壊した」という認識で終わらせていいものなのだろうか。

 SHOWROOMで彼女は、「みんなの個人情報だってバレてる」とも発言しており、それが事実だとすればNGTに所属する若い女性たちが危険な状態だということになる。NGTメンバーの保護者への説明も必要だろう。そしてAKSはこの事件について、早急に公式発表すべきではないだろうか。

最終更新:2019/01/09 20:00
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