2019年の要チェックイケメン

神尾楓珠、伊藤健太郎、ジャニーズWEST・重岡大毅――今年ブレークしそうな若手俳優8人

2019/01/02 15:00

伊藤健太郎、EXILE系は岩田剛典

 『今日から俺は!!』も、主演の賀来賢人(29)を筆頭に、イイ男のオンパレードだったが、中でも注目なのが伊藤健太郎(21)だろう。以前は健太郎名義で活動しており、今年、本名の伊藤健太郎に改名して以降、勢いに乗っており、『アシガール』(NHK)で若殿様を演じた時から気になってはいたが、肩の力が抜けた軟らかい演技が見ていて心地よい。現在も『この恋はツミなのか!?』(MBS)で主演を務めている。

 EXILEは演技ができないと揶揄されてきたが、『HiGH&LOW』(以下、ハイロー)や『PRINCE OF LEGEND』のようなEXILE HIROがプロデュースする作品が増えたこともあってか役者が育っている。

  中でも『ハイロー』で山王連合会に所属していた岩田剛典(29)、鈴木伸之(26)、町田啓太(28)の3人は、いまやテレビドラマで引っ張りだこだ。特に岩田は、『崖っぷちホテル!』(日本テレビ系)と単発ドラマ『炎上弁護人』(NHK)の両作で、性格や振る舞いが軽いキャラを演じたことで、役者としてなにかをつかんだように見える。

ジャニーズ裏エースは重岡大毅

 ジャニーズ事務所はSMAPの解散以降、受難が続いており、若手が育ってない印象だったが、今年は最終兵器ともいえるKing&Prince(以下、キンプリ)がデビューし、その1stシングル「シンデレラガール」が主題歌となった『花のち晴れ~花男Next Season』(TBS系)で平野紫耀(21)が主演を務めた。

 先輩の嵐・松本潤が主演を務めた究極のイケメンドラマ『花より男子』(TBS系)の続編ということもあってか、このドラマ自体が王位継承セレモニーのように感じられた。また前作と同舞台の学園が寂れている状況は、ジャニーズの置かれている苦境を浮かび上がらせているようだった。しかし、この劣勢こそが平野たちKing&Princeに物語を与えていることは確かで、ジャニーズの未来を占う意味でも平野の動きには注目だろう。

 また、同じジャニーズで裏エースとでも言うような活躍を見せたのがジャニーズWESTの重岡大毅(26)。同グループの神山智洋(25)とダブル主演となった『宇宙を駆けるよだか』(ネットフリックス)では、絶望的な状況に陥ったヒロインを支える幼なじみの高校生を演じ、彼の気さくな関西弁に何度も救われる思いをした。

 映画『溺れるナイフ』も素晴らしかったが、役に恵まれるのも俳優の才能の1つ。年を重ねるほど、面白い俳優になるのではないかと思う。
(成馬零一)

最終更新:2019/04/09 16:27
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『よだか』は神ちゃんの芝居もやばかった……
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