TWICEが年末のイベントラッシュで過労死寸前…体調不良で番組欠席、カメラの前で泣き出すメンバーも

2018/12/30 20:00

 今年の年末は『第60回 輝く!日本レコード大賞』(TBS系)、『第69回NHK紅白歌合戦』、『CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ2018→2019』(TBS系)など、日本の大型音楽にも数多く出演するTWICE。

 だが、いま現在、TWICEに過重労働問題が指摘されており、ONCE(TWICEファンの総称)から、所属事務所のJYPエンターテインメントに対して「働かせ過ぎ」「休みをあげて」「このままじゃ過労死しちゃう」といった声が多数寄せられている。

 12月25日には、ミナが「健康上の理由」「アーティストの健康のために、措置および休息が必要だと判断し、不参加を決めた」として、『2018 SBS歌謡大祭典』の生放送を欠席。授賞式前のレッドカーペットや事前収録には参加したが、生放送のパフォーマンスには加わることができなかった。

 ファンがメンバーの体調を心配するのには理由がある。12月18日に各動画サイトで公開されたネット動画「TWICE TV 2018 EP.14」のなかで、ジョンヨンがあまりの過密スケジュールに涙する姿が映されていたからだ。

 その動画が撮影されたのは10月5日のこと。当時のTWICEは日本アリーナツアーの真っ最中で、そこに加えて、11月5日に発売されるミニアルバム『YES or YES』の製作が重なり、日韓双方での仕事が同時進行していく状態だった。動画のなかで涙を流しながらジョンヨンはこのように語っている。

<メンバーたちも、すごくすごく大変な思いをしている状況です。隣で力になってあげたいのに、力になってあげられないような気がして、申し訳ない気持ちになって。いつもファンの方々にも笑う姿だけを見せないといけないのに、辛い姿を隠しきることが出来なくて、申し訳ないです。(中略)これから残った2018年、みんな健康に過ごしてほしい。ケガをしないで>(動画配信サイト「V LIVE」に付与された日本語訳)

東アジア中を行き来するTWICEの年末スケジュール
 この動画が撮影された時から活動は切れ目なく続き、年末に入ってスケジュールはさらに過密さを増しているようだ。以下にこの年末のTWICE の主な活動を列挙するが、それを見ると、日本、韓国、中国をめぐりながら、数多くのイベントや公開収録の大型音楽番組に出演しなければならない過密スケジュール具合がよくわかる。

 12月11日には幕張メッセで「YouTube FanFest Music」、12日にはさいたまスーパーアリーナで「2018 MAMA FANS’ CHOICE in JAPAN」、14日には香港で「2018 MAMA in HONG KONG」、21日には幕張メッセで「MUSIC STATION SUPER LIVE 2018」、25日には韓国で「2018 SBS歌謡大祭典」に、28日に同じく韓国で「2018 KBS歌謡大祝祭」に出演してきた。

 この後は、30日に赤坂で「第60回 輝く!日本レコード大賞」、31日にNHKホールで「第69回NHK紅白歌合戦」、年をまたいで1月1日には赤坂で「CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ2018→2019」に出演する予定だ。ちなみに、大晦日放送の「2018 MBC歌謡大祭典」の出演者ラインナップにもTWICEの名前があるが、生放送に出演するのは物理的に不可能なので、こちらは日本からの中継か、もしくは事前収録なのではないかとされている。

 ちなみに、これは参加するイベントの名前を列挙しただけなので、これに加えて、それぞれの番組やイベントにおけるパフォーマンスの準備(衣装合わせ、ミーティング、レッスン、リハーサルなど)や、日本と韓国を移動する移動時間、それぞれのイベントに付随して差し込まれるメディア取材などを加味すると、そのスケジュールの過酷さは想像を絶する。

 TWICEは3月後半から4月の頭にかけて、京セラドーム大阪、東京ドーム、ナゴヤドームをまわる日本ドームツアーが予定されている。2019年になっても準備に追われるだろう。せめて、新年になってイベントラッシュが終わったら、少しは身体を休める期間があると良いのだが……。

(倉野尾 実)

最終更新:2018/12/30 20:00
アクセスランキング