小室圭さんに美智子さまが「怒り心頭」? 数々の“憂慮発言”は真実なのか

2018/12/15 20:00

秋篠宮家の眞子さまと小室圭さんのご婚約について、皇后陛下美智子さまが「決して許すことはできません」と厳しく語っていたと、13日発売の「週刊新潮」(新潮社)が報じている。

 11月22日、秋篠宮さまは誕生日会見にて、長女である眞子さまと小室圭さんの婚約にあたる“納采の儀”を、現状では行なえないと明言。母親の元婚約者からの借金問題が報じられてきた小室さんに対して、「それ相応の対応をするべきだと思います」と発言された。

 これは破談要求とイコールではないかと見られたが、「新潮」によれば、美智子さまは「この問題は、本来であれば2月以前に答えが出るお話です」と断じておられたと報道。婚約内定会見がおこなわれるより以前、昨年5月の時点にマスコミ報道でご交際が明らかにされたときから、美智子さまは「あのような方で、眞子は本当に大丈夫なのでしょうか」と憂慮されていたとある。

 さらに、諸問題の回答を出そうとしない小室さんに対して「あのようなことは、決して許すことができません」と美智子さまがおっしゃっていた、と“関係者”は漏らしている。そのうえ、小室さんが唐突に米国留学をしたことで不信感を募らせているそうだ。くわえて、「許すことのできないもの」とされているのは、留学先のフォーダム大学が小室さんを「眞子さまのフィアンセ」と紹介したことである。つまり小室さんが「自分は日本の皇族のフィアンセである」と吹聴したことが、皇室を一方的に利用していると捉えられ、決して許されることではないとしている。

 きわめて厳しく率直な発言が、美智子さまのお言葉であるとして誌面には掲載された。今年10月20日、美智子さまは84歳の誕生日を迎えられ、約3000字にも及ぶ文章(※宮内庁ホームページから閲覧可能)でお気持ちを示されたが、その一説もまた「破談を願うメッセージだ」として同誌は取り上げてきた。

 <公務を離れたら何かすることを考えているかとこの頃よく尋ねられるのですが,これまでにいつか読みたいと思って求めたまま,手つかずになっていた本を,これからは1冊ずつ時間をかけ読めるのではないかと楽しみにしています。読み出すとつい夢中になるため,これまで出来るだけ遠ざけていた探偵小説も,もう安心して手許に置けます。ジーヴスも2,3冊待機しています。>

 「ジーヴス」については、<イギリスの作家P・G・ウッドハウスによる探偵小説「ジーヴスの事件簿」に登場する執事ジーヴス>と、注釈がつけられている。この『ジーヴスの事件簿』とは、主人公の貴族階級の青年に降りかかるトラブルをその天才執事であるジーヴスが次々と解決していくというユーモア小説だ。

 あくまで探偵小説であり、シリーズものであるわけだが、しかし「週刊新潮」が注目したのは、ジーヴスが仕える貴族青年・バーティーの婚約破談について書かれたストーリーがあることだ。

 バーティーはある令嬢と婚約したが、じつは、令嬢の父には好ましくない過去があった。それでも結婚を切望するバーティーは、暴露本の出版を阻止しようと奮闘するが、ジーヴスに出し抜かれ、本は出版されてしまう。婚約は破談となるが、じつはジーヴスが令嬢の性格を見抜いており、青年にはもっとふさわしい相手がいると慮っての行為だった。主人公は考えを改めて、ジーヴスは信頼を得る……。

 「週刊新潮」は、美智子さまが婚約破棄をめぐった作品をあえて固有名詞で語られたことに着目し、これを「破談メッセージ」と見立てているのだ。

 もちろん同誌に限らず、ありとあらゆるメディアが、「皇室はこの婚約に反対だ」との論調を固めている。冒頭に記した秋篠宮さまの会見でのお言葉からも、それは明らかになった。しかし、こと美智子さまのお言葉となると、眞子さまのご婚約を憂慮するお気持ちをお持ちだとしても、それほどまで率直にお怒りを表明したとは考えづらい。

数々の週刊誌報道について宮内庁が言及
 各週刊誌はこれまで、小室さんの母の借金問題やそのプライベートについて醜聞めいた報道を重ね、過熱の一途を辿っている。

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 こうした状況にあって、5月25日に宮内庁は、眞子さまの結婚延期にまつわる一部週刊誌の報道に、天皇、皇后両陛下が心を痛めているとの声明を発表していた。

 <眞子内親王殿下の納采の儀を始めとするご結婚関係儀式等の延期が発表されて以来,このことに関する両陛下,取り分け皇后さまのお考え,ご対応について様々な憶測がなされ,記事にされてきましたが,このことに関し,両陛下は当初より一貫して変わらぬ対応をしてこられました。>
<一部の週刊誌は,「侍従職関係者」,「宮内庁幹部」,「宮内庁関係者」等のコメントとして,皇后さまが様々な発言をなさっているかのように記していますが,先にも述べたとおり,両陛下は,当初より,細心の注意を払って固く沈黙を守り続けておられ,また,宮内庁職員はもとより,ご親族,ご友人,ご進講者等で,両陛下にこの問題について話題にするような人もこれまで皆無であったと伺っています。>

 この声明を要約すれば、つまり皇后さまは眞子さまの結婚問題について、今年5月時点では、なにも言及されていないということだ。となると、昨年5月に美智子さまが「あのような方で、眞子は本当に大丈夫なのでしょうか」と、しきりに周囲にお尋ねになっていたという話の信憑性が揺らいでしまう。

 しかし6月以降も、各週刊誌は美智子さまのお気持ちについてさまざまに報道してきた。

 「週刊文春」(文藝春秋)は7月、ある美智子さまの知人が<皇后さまは『夢は人生の志として大事なものだけど、あくまでも成し遂げられる可能性と努力があってこそのものよ』とも仰っていました。海外の企業で働くならまだしも、小室さんは仕事に就くための勉強をゼロから海外で始めるわけで、叶うか分からない『不完全な夢』を描いている。まさに『夢追い人』になってしまった………皇后さまは、そんな印象をお持ちになったようです>と漏らした……と伝えている。

 この記事については、宮内庁は7月30日に記事タイトルを名指しで否定した。

 <記事は,このホームページにおける説明の一部を引用しつつも,「美智子さまのお嘆きの気持ちは,余りにも痛切だ。…『小室さん米国留学』の一報は,皇室の雰囲気を一変させるに余りあるものだった」として,「知人」の談話を通して,その後,皇后さまのお考えが変わったと報じています。>

 <しかし,この問題に対する両陛下のご対応には,その後も全く変わりがありません。今も一貫して一切の発言を慎まれています。>

 <なお,日頃から両陛下と親しく,そのお気持ちをよく知る本当の「知人」であれば,このような時に,敢えて両陛下のお気持ちに立ち入ろうとしたり,匿名の「知人」として外部に自分が推測した話をするようなことは到底考えられないことです。>

 確かにそのとおりで、外部に情報を漏らすような「知人」が両陛下のすぐそばにいては困ったことだろう。

 しかしこの直後、8月に「週刊新潮」は、美智子さまが「一貫して小室さんを懐疑的にご覧になってこられた」として、小室さんの留学が公になる前には、<皇后さまは『眞子と小室さんには、それぞれ別々の新しい道を歩んでほしい』と仰っていた。>と報じた。

 さらに、小室さんの留学先・米フォーダム大学での「フィアンセ」取り消し騒動の際にも、<「最近の皇后さまは『小室さんとは、一体どういう方なのでしょう』としきりにこぼしておられます」>とし、<戦没者の慰霊や、被災地への訪問など、陛下と私がこれまで考え、積み重ねてきた象徴の意味を、小室さんは理解されているのかしら。新しい時代は東宮がおらず、その中で皇嗣(秋篠宮さま)の重要性というのは、想像できないほど大きいものです。その皇嗣家に連なる親戚として、あのような方(小室さん)が入ってくるというのは、到底考えられないことです>と語られた……としている。

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宮内庁が意図的に情報を……?
 眞子さまの結婚問題をめぐる、皇室と週刊誌の応酬。両陛下は沈黙を守っておられるが、秋篠宮さまが小室さんへの否定的な見方を明らかにしたことで、少なくとも「皇室は婚約破談に持ち込みたい」とする週刊誌側の論調が間違いではないことがはっきりした。

 さらに美智子さまも心を砕かれているなどと報じられれば、世間はよりいっそう小室さんへの猜疑心を強めるだろう。一部では、宮内庁が意図的に情報を流出させているとの見方もあるが……真偽は定かではない。

 いずれにせよ、眞子さまと小室さんの結婚が暗礁に乗り上げていることは、誰の目にも明らかだ。この結婚騒動がどのような着地点を探るか――世間の関心は高いが、週刊誌のゴシップも、皇室や宮内庁の意向もさておき、なによりも翻弄される眞子さまのお気持ちが心配である。

最終更新:2018/12/15 20:00
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