いよいよクライマックス!

「事務所ぐるみで隠すの?」『SUITS/スーツ』10話、弁護士資格詐称への対応に疑問の声

2018/12/17 18:00
『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)公式サイトより

 12月17日夜9時から第11話が放送される織田裕二主演の『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)。視聴率は第8話まで10%前後を記録し、第9話では9.9%、第10話は10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と推移している。

 同作は、全米でメガヒットした『SUITS』を原作とした弁護士ドラマ。主人公の敏腕弁護士・甲斐正午は、約10年ぶりの月9主演となる織田裕二が熱演する。傲慢な弁護士の甲斐と、天才フリーター・鈴木大貴(Hey!Say!JUMP・中島裕翔)の凸凹コンビが、 さまざまな訴訟問題に挑んでいくというストーリーだ。

 第10話では、事務所の代表・チカ(鈴木保奈美)のもとに大貴の悪友・遊星(磯村勇斗)が現れ、大貴の素性を密告。するとチカは、その真偽を確かめるため、正午の部屋を訪ねることに。一方、チカに詰め寄られた正午は「私は間違ったことはしていない」と開き直った。そして、資格や学歴に胡坐をかいている弁護士より、大貴の方が優秀だと言い放つのだった。

 それでもチカは「大貴を警察に突き出す」と言い張るが、「ことが明るみに出れば事務所もただでは済まない」と説得する正午。事実、すでに大貴は多くの仕事をこなしているため、警察に突き出せば事務所の存続が危ぶまれることは明白だった。ひとまず正午の言葉を受け入れたチカは、大貴の様子を見守ることを宣言。そして、「彼が私を納得させられなかったら、誰が何と言おうとこのファームから追い出す」と強い口調で言い残し、正午の部屋を出て行った。

 その後、チカは大貴と蟹江を呼び出し、与謝野ホールディングスの社長から受けた資産分与の相談を任せる。社長には腹違いとなる2人の娘がいるのだが、両者はかなり仲が悪く、話し合いを拒絶しているという。そこで、大貴と蟹江がそれぞれの相談役となり、話をまとめることになった。すると、チカの話を聞いていた正午は、「蟹江には絶対に負けるな」と大貴に忠告。しかし、一手先を読んでいた蟹江の策略により、大貴は敗北してしまう。

「チカは大貴と蟹江を組ませると見せかけ、2人が対立するように仕向けました。これは大貴の実力を測るための作戦でしたが、視聴者からは『勝っても負けても無資格なことに変わりないのでは』『事務所ぐるみで経歴詐称を隠すの?』『それでいいのか代表として』と根本的な部分に対するツッコミが相次いでいます」(芸能ライター)

 第11話では、正午と大貴の最後の戦いが描かれる。検事時代の上司・柳慎次(國村隼)が、13年前に起きたある事件の重要証拠を隠ぺいしたという事実を握っている正午は、自分自身が依頼人となって再審請求することを計画していた。一方、チカから解雇宣告をされた大貴は、正午のためにも、最後の案件に全力で挑むことを決意するのだった。

「最終回は、大貴にとって最後の案件となる様子。ファンからは『どう頑張ってもバディは解散だよね』『2人がこのまま別れてしまうのはさみしい』と惜しむ声も続出しています」(同)

 チカが与えてくれた最後のチャンスで、2人はどんな結末を見せてくれるのだろうか。

最終更新:2018/12/17 18:02
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