ついに反撃開始!

「おっさん同士でこれはツラい」『下町ロケット』9話、帝国重工社長の“顎クイ”が話題

2018/12/16 18:00
『下町ロケット』(TBS系)公式サイトより

 12月16日夜9時から第10話が放送される、阿部寛主演の『下町ロケット』(TBS系)。視聴率は第7話まで12.0%以上を記録していたが、第8話で11.5%に下落。しかし、第9話では12.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)に回復している。

 同ドラマは、池井戸潤の小説を原作とした作品。元宇宙科学開発機構の研究員だった佃航平(阿部)は、父親が経営していた下町の工場「佃製作所」を引き継いだ。特許侵害訴訟、ロケットエンジン用バルブシステム開発、人工心臓弁ガウディ計画など、さまざまな困難を社員と共に切り抜けてきた佃は、農機具パーツの開発に乗り出し、取引先とのトラブルや社員の抱える問題に立ち向かっていく。

 第9話では、帝国重工の無人大型トラクター「アルファ1」がデモンストレーションで横転。大勢の観客の前で失態を晒し、会社としての信頼を失ってしまう。そこで帝国重工は、信頼回復のためにアルファ1が横転した原因を調査することに。しかし、奥沢(福澤朗)や的場(神田正輝)は「自分たちが開発したトランスミッションに不具合はなかった」と言い張り、無人トラクター開発の第一人者・野木(森崎博之)の自動走行制御システムに問題があったのではないかと追及した。

 そんな中、親友の野木が追い詰められていることを知った佃は、佃製作所のエンジン及びトランスミッションと、野木のシステムを使ったテストを提案。テストをクリアすれば、野木のシステムが正常に作動していたと証明できるからだ。結局、走行テストは無事にクリアし、野木のシステムには異常がないことが判明。しかし、奥沢も的場も言いがかりをつけて認めようとしない。一方、財前(吉川晃司)は、帝国重工のトランスミッションも佃製作所で調べてもらうべきだと要請するが、的場は一切受け入れなかった。

 しかしそこへ、帝国重工の社長・藤間(杉良太郎)が現れ、「問題がないと自信を持てるなら検証に協力しろ」と命令。奥沢が言いよどむと、藤間は彼らの嘘を見抜き「恥を知れ!」と一喝。すぐさまプロジェクトから降りるよう命じた。その後、帝国重工と佃製作所でバルブ開発を競うことになり、すべての数値で優秀な数値を出した佃製作所のバルブが採用。佃製作所は、自社の技術力を見せつけることに成功するのだった。

「藤間は委縮して頭を下げる奥沢に対し、一喝した後に“顎クイ”で詰め寄っています。この場面には視聴者から、『おっさん同士でこれは辛い』『こんな恐ろしい顎クイ見たことない』『今どきは顎クイで悪を成敗するのか…』と爆笑の声が続出していました」(芸能ライター)

 第10話では、佃製作所が帝国重工からエンジンとトランスミッション開発の依頼を受けることに。しかし、帝国重工から大きな裏切りを受けたことによる不安や、失敗時に降りかかるリスクの大きさを考え、佃たちは頭を悩ませていた。そんな中、佃は大学講師のアルバイトをしている島津(イモトアヤコ)を訪問。「一緒に仕事をしないか」と引き抜きの提案に出ることに。

「かつて佃製作所をあっさり切り捨てた帝国重工には、視聴者の間でも不信感が募っていた様子。藤間の一喝にスッキリしたという人も多く、『根っからの悪の軍団じゃなかった』『この社長なら信用できるかも』といった声も上がっています」(同)

 いよいよ無人トラクター開発に本格的な参入を決める佃製作所。果たしてライバルに打ち勝つことができるのだろうか。

最終更新:2018/12/21 15:14
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