“中学受験”に見る親と子の姿

「テストの点改ざん」「親のお金を盗む」中学受験どころではなくなった、元優等生女子の復活劇

2018/11/25 16:00

 結果、花音ちゃんの希望で、受験は再開。結果は第1志望には届かなかったものの、「ここも好き」という第3志望校に入学となり、現在、演劇部で大活躍。成績も優秀で、家でもよく家事を手伝ってくれる優しい子に成長したそうだ。

 中学受験は一筋縄ではいかないことが普通だ。親子のバトルもあるし、「もう、受験はやめ!」と絶望する日も多い。だが、筆者は思う。人間は疲れたら休めばいいのだ。そして、また沸々とエネルギーが湧いてきた時に「やっぱり、この道」と思う方向に行けば、それで間違いない。さまざまな葛藤あってこそ、学び多き濃い時間こそが中学受験なのだと思う。

 蛇足ではあるが、明日実さんの夫婦仲も、花音ちゃんの問題行動が収まると同時に、何事もなかったかのように元に戻ったと聞いている。
(鳥居りんこ)

最終更新:2019/08/14 18:13
首都圏版 中学受験案内 2019年度用
その紆余曲折こそ必要なことだったのかもしれないね
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