ユーチューバーのおふざけだって!

「ジャスティン・ビーバーの汚食事写真」はフェイクニュースだった! 米大手メディアもまんまと騙される

2018/10/31 18:38

大手メディアの取材にもウソを……

 次にブリトーの撮影を「周囲の人に見つからないように」さっと行い、新聞サイトに送信。レディットにも投稿したが、反応はイマイチで「ネット中に流行するまで1カ月はかかるかも」と頭を抱えた。しかし、ネットに詳しい友人コナーに言われた通りにすると、瞬く間に話題になり、レディットの話題ナンバーワンに。その後、メディアの電子版が次々とこの写真について報じ始め、翌日にはテレビの大手メディアが報道を開始した。

 メディアからのダイレクトメールが殺到したコナーは、いくつかの取材に電話やビデオ電話で応じ、「偶然歩いていたら、ブリトーを食べるジャスティンに遭遇したんだ」「自分はフォトグラファーになりたいから、いつもカメラを持っているんだ。だから、サッと近づいて撮影できたんだ」と騙した。

 予想以上の話題になり「『Yes Theory』と無関係のストーリーをネット上で大流行させたい」というミッションを大成功させ、ご機嫌の4人とコナー、そしてブラッド。ネット民の中には「ジャスティンなわけない」「別人でしょ」「こんなバカなことするわけない。わざとやって反応を見てるだけでは?」と疑う者もいたが、少数だったため、メディアも堂々とフェイクニュースを報じる失態を犯してしまった。なお、本物のジャスティンだが、最近はインスタグラムもTwitterも更新回数が少なく、本件については一切コメントを出していない。

 「そっくりさんのヤラセ写真」に沸いた全米だったが、「大統領選の中間選挙の投票まで1週間しかないのに、地上波テレビのニュース番組までもが、こんなアホなフェイクニュースを報じるなんて。ますますメディアを信じられなくなった」というシビアな声も上がっており、後味の悪い騒動だと受け止める人も多いようだ。

最終更新:2018/10/31 18:38
Believe (Deluxe Edition)
ジャスティンが歌ってるでしょ、「ビリーブ」!
アクセスランキング