[ジャニーズ最新言行録]

滝沢秀明、引退めぐり胸中吐露も「ファンもジャニーズ」発言に不満と疑問の声

2018/10/24 08:00
発言が早くもトンチキ風味になってきたタッキー

 今井翼とのユニット・タッキー&翼が9月10日をもって解散となり、自身も年内での“芸能界引退”を表明している滝沢秀明。引退後は裏方としてジャニー喜多川社長の意思を引き継ぎ、プロデュース業やジャニーズJr.の育成に励むと宣言しているが、滝沢の決断がまだ受け入れられないファンも多く存在するという。そんな中、ジャニーズの俳優・風間俊介をゲストに迎えたラジオ『タッキーの滝沢電波城』(ニッポン放送、10月20日放送)で、滝沢が今後のプロデュース方針、ファンと事務所の関係性に対する考えなどを語った。

 1990年代後半、いわゆる「ジャニーズJr.黄金期」をともに駆け抜けた滝沢と風間。引退の知らせを聞いた瞬間、風間は「口からね、心臓飛び出るくらい、まずビックリ」したものの、滝沢がかねてよりステージ構成に携わる姿を見ていたため、すぐに「タッキーっぽいな」と、納得したんだとか。一方で、風間は「これからのJr.たちにどういう志を持ってもらいたいか?」と、質問。これを受けて滝沢は、

「みんなそれぞれ、自分が思い描いてることをやればいいと思いますよ。僕が思い描いたことを彼らにやらせるつもりはないですし。僕はジャニーさんが思い描いてるものを形にする、サポートする立場なので。みんなはみんな、自分たちをちゃんと持って、芯を持って活動していってくれれば、それでいいと思いますけどね。困ったら助ける」

 と、明言。ジャニーズの舞台といえば、ジャニー社長ならではの独自の発想や演出が肝となっているが、あくまで滝沢はこうした場面をバックアップする役割だと強調した。自分が引っ張っていくのではなく、Jr.それぞれの自主性に期待しているのだろう。さらには、後輩たちが「僕のことを頼っちゃいけないな」といった思いも抱いているそうで、「今までみたいに頑張ってもらって、プラスアルファで僕がお手伝いできることがあればしていくっていうスタンスの方が、みんなが大きくなっていくんじゃないかな? っていうふうに思うんだよね」と、理想を打ち明けた。

 また、風間が「文章だったりとか、なにか言葉みたいなのっていうのは……。例えばそれがなくなったりとかしたら、“じゃあ、誰かに語ってもらいたい”っていうことになるじゃないですか」と素朴な疑問をぶつけた際、滝沢は「いやいや、思いだよ、思い! だから、いいんだよ! だからね、言葉とかね、なんだろうな……。もちろん、表に出て姿を見せることが一番喜んでもらえることってわかるんだけど。でもなんか、僕はね、もうそういう次元じゃないんだよね」と、主張。特に最後の一言について、風間に「今、だってジャニーさんっぽい言い方(笑)」と指摘されると、

「なんかもう思いが通じ合ってれば、もうそれこそジャニーズなんだよね。ファンの方も、俺はジャニーズだと思ってる。だから、『ジャニーズファミリー』っていう言葉が生まれたってことは、僕はそういうことだと思ってて。本当にみんながこう、思いが通じ合ってることの方が大事で。あくまでも表現するっていうのは1つの武器で。一番大事なのは、なんかそう……お互いが思い合うことなのかな? と。もちろんね、苦しい時も楽しい時もあるけども、そういう時こそみんなが思い合うっていうことが、本当のジャニーズファミリーというものかな? とは思ってるけどね」

と、熱弁したのだった。とはいえ、長きにわたって滝沢を応援してきたファンは、心の整理ができず、滝沢がタレントを続けながらプロデュース業に加わるという道を望む人も「タッキー熱望の会」を立ち上げ、ネット上で「滝沢秀明さん、プレイングマネジャーになってください!」と題した署名活動を行っていたのだ。

プロジェクトの発起人は、集約結果を「嘆願書」としてジャニーズファミリークラブ(ファンクラブ運営組織)などに送付したことを報告していたが、滝沢は公式携帯サイト・Johnny’s webの連載「滝沢連合」(10月21日更新)内で、この嘆願書に言及。「皆さんが僕の心を嘆願書を通じて動かそうと思ってくれた事に物凄く感謝しています」としながらも、自身の決意や覚悟は揺るがないとファンにお詫びした。

 滝沢からすれば、ファンの気持ちを鎮めるためにもラジオや連載で現在の胸中をありのまま述べたものとみられる。しかし、ファンの間ではジャニーズに対する滝沢の思いについて不満や疑問の声が上がっている状況だ。

「ラジオを聞いて一晩たっても、言っている意味がわからない。私は滝沢ファンであって、ジャニーズファミリーではない」「私たちは一介のただのタッキーファン! ジャニーズでもなければジャニーズファミリーでもない!」と滝沢のいう「ファンもジャニーズ」を否定するコメントや、「これからも演じる滝沢秀明が見たい、それだけなのに……」「滝沢さんがプロデュースした作品は見たいけど、演じるのが滝沢さんじゃなきゃ意味ない」と不満が飛び交っている。

 滝沢の引退まで、残すところ約2カ月。本人はもちろん、ファンも悔いの残らぬ日々を送ってほしいものだ。

最終更新:2018/10/24 11:21

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