インタビュー

「非常にオカルト的」キャベツ枕、里芋湿布……ネットでウワサの“自然療法”を内科医が斬る!!

 子どもが発熱したときには、キャベツの葉を頭にかぶせる「キャベツ枕」が効果的――。そんなネット記事が、「あり得ない」と大炎上を巻き起こした。ニュースサイト「It Mama」の「もう試した? 熱冷ましの新常識『キャベツ枕』の驚くべき効果」という記事によると、熱がグングン下がり、毒素まで吸い取るとのことだが、ネット上では「医学的根拠がないだろう」「トンデモ理論としか思えない」といった指摘が飛び交うことになったのだ。

皮膚から毒素が出てくるって本当!?

 いわゆる“自然療法”“民間療法”は枚挙に暇がない。「できるだけ薬を使わないで病気を治したい」という人の間では、キャベツ枕以外にもさまざまな療法が実践されているようだ。そこで今回、日本医師会認定産業医/内科医・星野優先生に、それらの真偽について解説をお願いした。

◎キャベツ枕
 まずは、現在、話題になっているキャベツ枕について。問題になった記事では、「キャベツの陰性(アルカリ性)が熱の陽性(酸化している血液)を中和し、熱がグングンと下がる」「しかもキャベツの凄いところは、熱を下げるだけでなく、体内の毒素も吸い取ってくれる」と説明されているが、やはりネットで言われている通り“トンデモ理論”なのだろうか。

【星野先生のコメント】
 そもそも、キャベツを皮膚に当てたり食べたりしたくらいで血中pHが変動することはありません。人間の体は通常の状態であれば呼吸や代謝によってpH7.4程度の弱アルカリ性に保たれており、酸化状態(アシドーシス)は、重篤な呼吸不全や代謝不全が生じた場合に起こります。感冒などで発熱した程度では、血中のpH値は動かず、もし本当に酸性になっていた場合、命の危険をも危惧される状態です。

 キャベツ枕は、基本的に氷のうなどと同じで「冷たくて気持ちいい」程度の効果しかないと考えられます。また、“毒素”についてはいろいろな民間療法で主張されますが、医学用語では、「細菌が作る、人に有害なもの」を指し、例えば、「破傷風菌が作る、破傷風毒素」等が挙げられますが、皮膚から出てくるという思想は非常にオカルト的と考えます。元々、キャベツ枕は昔の欧州における民間療法から来ていると言われており、乳腺炎などにも推奨された経緯もあるそうですが、生野菜に付着するリステリア菌の感染なども危惧され、「風邪のときは首にネギを巻く」などの対応と同等と考えられます。

カリウム製剤注射の案について自然療法派はどう思う?

しぃちゃん

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