はるな愛のクラブ閉店に錯綜する「風営法違反」「ぼったくり」説、本人の説明は

2018/10/03 20:00

 タレントのはるな愛(46)が全面プロディユースするエンターテイメントショークラブ「Tokyo Ruby」が今年の7月21日、東京・六本木にオープンした。この日ははるなの46歳の誕生日。彼女はブログで念願のショークラブオープンに万感の思いを綴っていた。しかし「Tokyo Ruby」は7月31日には閉店していた。その早すぎる閉店の原因として、まったく違うふたつの週刊誌報道が出ている。

 先月25日の「女性自身」(光文社)はこの閉店を“異臭騒動”が原因だとしていた。同誌の取材に出資者の男性は「あまりにもバタバタでオープンしてしまったため、十分な準備ができていませんでした。そのため7月31日でいったんクローズし、改めてオープンしようとしているのです」と回答。また、「実はビルに入っている中華料理店のダクトからの排気が、そのまま『Tokyo Ruby』に来ていたんです。当初は『ニオイは出ないから』との説明を受けていました。しかしオープン前日に突然、中華料理のものすごいニオイが充満し始めて……」と、準備不足と異臭騒動により“閉店”ではなく“一時的に休業した”と説明している。

 『Tokyo Ruby』のホームページにも「こちらの勝手な都合上一時的に休業致します。営業の目処が立ちましたら改めご連絡させていただきます」と記載してあり、“一時休業”という状態なのだろうか。12月1日には再オープンの予定だという。

 しかし一方で、「Tokyo Ruby」が閉店した裏事情として、同じ光文社の週刊誌である「FLASH」は全く異なる内容を伝えている。「Tokyo Ruby」では客に対して酒を強要する行為や風営法違反があったというのだ。

 「FLASH」では、店の関係者による「お客との金銭トラブルが、開店以来、しょっちゅう起こっていました。お客が警察を呼んで『金額がおかしい。店員を事情聴取しろ』と言って騒動になったこともあります」との証言を掲載。近隣住民も「Tokyo Ruby」に警察が来ていたところを目撃していたという。

 また、店のスタッフが客の隣に座りお酌などの接待をする場合、風営法の許可を得る必要がある。しかし、「Tokyo Ruby」は風営法の許可を取っていないにも関わらず、客の隣にダンサーを座らせ接待をしていたといい、これも問題視。その他、ダンサーたちの証言として、はるな愛が客に強引に酒を勧めていたという話も。この行為に、お店に出資していた企業が激怒し、「Tokyo Ruby」は閉店を余儀なくされたというのが同誌の書いた“真相”だ。

 はるな愛は「FLASH」の取材に対して、所属事務所を通じて、「仲のいい方には、確かにお酒をすすめましたが、強引にではありません。クレームが入ったとはお店からは聞いていません。風営法については聞いていませんし、わかりません。今後、プロデュースを続けていくかは検討中です」と、この報道の一部を否定するコメントを出している。

 風営法の許可があったのかなかったかを、プロデューサーであるはるな愛が知らないということは大きな問題だ。「Tokyo Ruby」のキャストの一人はブログで、「営業システムを新たに一新し、方向性を見直すとともによりよいショーラウンジの営業をする為の休業とお考え下さい」と説明している。少なくとも“準備不足”のまま急いで開店したことは事実だったのだろうか。

 「女性自身」の取材に応じた男性は、LGBTへの理解を広めるという志を持って「Tokyo Ruby」をオープンしたと語っている。また、はるな愛はオープニングレセプションの場でこの店を東京の名所にしたいと宣言し「東京五輪に向けて訪日外国人観光客が増える日本国内の中で全世界の方に楽しんで貰えれば」とコメント。「Tokyo Ruby」はエンターテイメントを提供するだけでなく、国際交流や性差別への理解を深める場としての役割も担うショークラブになる予定だった。

 このようにショークラブを巡り全く別の報道が錯綜する中、はるな愛はこの件についてブログなどでの説明を避けている。はるな愛は三軒茶屋や麻布で鉄板焼きの店やエンターテインメントバーなどを複数経営してきたが、今回のようなトラブルは初めてではないだろうか。もし本当に客とのトラブルがあり警察沙汰にもなっていたとすれば、「Tokyo Ruby」が改装やシステムを整えても、すんなり営業再開とはいかないかもしれない。

(栞こ)

最終更新:2018/10/03 20:00
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