『サンデー・ジャポン』、視聴率1ケタ続きに転落! 日曜朝に『ワイドナ』『波瀾爆笑』台頭

2018/09/29 15:00
『サンデー・ジャポン』(TBS系)公式サイトより

 日曜朝の視聴率戦争に今、異変が起きている。これまで長らく「一強」を続けてきた人気番組『サンデー・ジャポン』(TBS系)に陰りが見えているというのだ。

「9月2日放送は12.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でしたが、翌週9日は9.1%、16日は9.6%、23日は8.0%と1ケタが続いています。今までは常時2ケタで、TBSの番組視聴率ベスト10にランクインしていたものの、最近は局全体の番組が上り調子なこともあり、ランク外となっているようです」(芸能ライター) 

 もちろん今の時代、9%取っていれば“御の字”だといえるが、やはり顕著なのは、前番組『サンデーモーニング』との落差だ。わずか数分の間に、数値にして5%前後の視聴者が、チャンネルを変えている。

「『サンデーモーニング』の数字を見ると、9月2日は18.0%、9日は14.9%、16日は16.2%、23日は15.8%と圧倒的な視聴率。張本勲の担当するスポーツコーナー『週刊御意見番』は20%近い数字に跳ね上がり、TBSの全番組における瞬間最高視聴率は、ほぼ毎回このコーナーで記録されています。そもそも、『サンジャポ』が2日に12.0%を稼いだのは、『サンデーモーニング』が18.0%という高値を残していたからでは」(同)

 番組の偏向報道を指摘する声もネット上では盛んだが、30年続く番組だけに「視聴習慣」が根付いているのだろう。

 それでは、対する裏番組『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ系)、『ワイドナショー』(フジテレビ系)の2番組はどうだろうか。

「『波瀾爆笑』を見ると、2日8.7%、9日10.5%、16日8.4%、23日8.5%と、そこまで強くはない。また『ワイドナショー』も、2日7.7% 16日6.4%、23日7.2%と6~7%台で安定しているとはいえ、これら3番組の中では最下位です(9日は『FNS27時間テレビ にほん人は何を食べてきたのか?』のため休止)。これら数字を考えると、『サンモニ』の視聴者は番組が終わった後、テレビそのものを消している可能性もありますね」(同)

 バラエティー色が強い『サンジャポ』に嫌気が差し、『ワイドナショー』にシフトする者もいると以前からささやかれているが、とはいえ、『サンジャポ』をつぶすほどの勢いは『波瀾爆笑』『ワイドナショー』とも得られていない。3者横並びといった状態も今後考えられるが、王者『サンジャポ』を超える番組は現れるのだろうか。
(村上春虎)

最終更新:2018/09/29 15:00
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