『ザ!鉄腕!DASH!!』崩壊の序曲!? 長野博&中丸雄一の“助っ人参戦”及ばず、新体制後ワースト視聴率記録!

2018/09/28 10:00

 TOKIOの番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)に、いよいよ崩壊の序曲が奏でられる様相となってきた。

 山口達也の脱退により、5月13日放送回から、4人体制でリスタートした同番組だが、視聴率が低迷。9月23日放送回は13.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)にとどまり、新体制後では、7月22日の回と並んで、ワーストタイ視聴率を記録してしまった。

 9月23日放送分は、冒頭で「新宿DASH」をオンエア。同2日放送回で、東京・新宿区高田馬場の大学屋上にあるTOKIOのベース基地に池をつくったが、同4日の台風21号襲来を受けて、その様子を見に行った。

 ただ、そのシーンは短時間で、この回のメインは「グリル厄介」。日本本来の生物を脅かす外来種を捕獲し、一流の料理人に調理してもらうという企画で、名古屋駅近くの荒子川でアフリカ原産のティラピア、名古屋城の堀で中国・東南アジア原産の雷魚、アメリカ原産のブラックバスの捕獲に成功。東京・練馬区氷川台の洋食レストランに持ち込んで、それらを食した。

 番組内容はともかく、「グリル厄介」企画に、TOKIOメンバーで出演したのは城島茂ただひとり。人員不足をカバーするため、ジャニーズ事務所のV6・長野博、KAT-TUN・中丸雄一が“助っ人参戦”したものの、視聴率にはまるで結びつかなかった。

「肉体を駆使する仕事や、大工仕事などが得意だった山口がいなくなったのは、この番組企画を続けていく限り、大きな痛手です。その上、それぞれ個々の活動があるため、メンバーがそろわず、2人しか出なかったり、城島しか出なかったりする回が増えました。4人全員が揃うことは、めったにありません。それを補うため、ジャニーズのほかのグループから応援に駆り出すなど本末転倒です。もはや、番組を無理に存続させる意義がありません。こういった状況が続くなら、視聴者離れも加速していくでしょうね」(芸能ライター)

 最近では、嵐・二宮和也が助っ人出演した8月19日放送回が15.5%、9月2日の『屋上で池の水ぜんぶ入れる大作戦』が16.4%をマークするなど、視聴率も回復基調にあったが、ここにきて、再び下降している。

 TOKIOの番組なのに、メンバーがそろわないというのはなんとも不自然。日テレは、その問題を抜本的に考え直さないと、『DASH!!』は崩壊へと向かいかねないだろう。

 次回30日放送回は、超人気番組『世界の果てまでイッテQ!』が休止となり、『DASH!!』の2時間スペシャルとなる。番組公式ホームページの予告画像によれば、久しぶりにメンバー4人全員が揃うことになりそうだが、ここで高視聴率を挙げられないとなると、この先が苦しくなるだろう。
(文=田中七男)

最終更新:2018/09/28 10:00
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