インタビュー

iHerbで購入できてしまう、3つの「危険な海外サプリ」! 専門家が注意点を徹底解説

2018/09/23 16:00

アメリカでは「サプリ=やむを得ず飲むもの」

 柴田氏は、そもそもアメリカでサプリが発展したのは、「日本と違い、公的な医療保険制度が限られた人のみにしか適用されず、病気にかかると高額な医療費が必要になるという背景があった」と語る。

「つまり、予防医療に力を入れなくてはならなかったわけです。また、アメリカは貧富の差が大きく、貧困層の暮らす地域では、流通の問題からか、スーパーに生鮮食品が置いてないケースも。じゃあ、どうやってビタミンやミネラルを摂るのかと考えたとき、安くて保存がきき、大量に栄養が摂れるサプリの需要が高まっていきました。日本では、サプリとは『健康志向の高い人が飲むもの』ですが、アメリカでは『病院で治療することの出来ない人が、最低限栄養を得るためにやむを得ず飲むもの』でもあるんです。iHerbを利用する際、そんなサプリに対する意識の違いについても考えてみるといいかもしれません」

 iHerb人気は今後もさらに盛り上がりそうだが、「FDAの厳しい審査を通過したサプリでも、あくまで医薬品ではありません。例えば、メーカーは『そのサプリを3カ月飲み続けた人の体調はどうなるか?』といった治験は実施していない」というだけに、購入を考える際には、個人でもその安全性を調べることが大切と言えるだろう。

最終更新:2018/09/23 16:00
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